衣類の型崩れ、起こさない洗濯方法とは?簡単にできる工夫を一挙紹介
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洗濯をしていて、衣類の型崩れに悩まされる方は少なくありません。型崩れといってもいろんな種類があり、伸びたり縮んだり、干している間にカタがついてしまったりするものがあります。
本記事ではそれぞれの場合の対策方法について、簡単で今すぐ実践できるものを中心に紹介していきます。
目次
主な型崩れの種類
型崩れと一言で言っても種類や原因は様々です。私達が特に経験しやすい型崩れの主なケースとしては、
- 繊維が伸びてしまった
- 洗濯で縮んでしまった
- ハンガーのあとがついてしまった
があげられます。
繊維が伸びてしまったケースは、長いあいだ着続けたために生地が劣化してしまった場合と洗濯した結果伸びてしまう場合があります。
服の生地はどうしても着続けるうちに繊維が傷み、伸びてしまいます。蓄積されたダメージがじょじょに影響を与えるので、経年劣化による型崩れはあまり急に起こるものではありません。
もし、一日でいきなり衣類が伸びてしまったのなら洗濯による伸びが原因だと思われます。洗濯すると、衣類は水分を吸って重くなります。重くなった状態でずっと吊り下げるように干していると、重力によって生地が下に引っ張られて伸びてしまうのです。
逆に洗濯が原因で衣類が縮んでしまうパターンもあります。水に弱い素材でできた衣類を洗うと、水を吸って繊維がふくらみます。ふくらんだ状態で、摩擦がかかることで繊維同士が絡まり合い、編み目がきつくなって縮んでしまうのです。
素材によっては伸びやすく縮みやすいものもあり、できるだけ洗濯によるダメージが増えないようにする必要があります。
そして、厄介なのがハンガーによる型崩れです。ハンガーが原因の型崩れには、洗濯中に起こってしまうものと保管中に起こってしまうものがあります。
洗濯中に起こるものは、生地が濡れた状態でハンガーにかけることで、伸びやすくなりカタがついてしまうものです。また、衣がえなどの保管中に起こる型崩れは長期間放置されている状態なので、元に戻らない場合も多いです。
取り出してから洗濯したり、クリーニングするだけでは元通りにならない場合も多いので注意が必要なケースです。
伸びが原因の型崩れ対策
衣類が伸びてしまった結果、型崩れして見栄えが悪くなってしまうケースはとても多いです。今回は、洗濯が原因で伸びてしまう場合に着目して対策や正しい洗濯方法についてお伝えしていきます。
洗濯すると伸びやすい生地
洗濯することによって伸びてしまいやすい生地の例として、
- 綿
- ニット
などがあります。どちらも私達の生活にとても馴染みのある素材です。これらに共通している特徴として、水を吸いやすいというものがあります。洗濯することで、繊維内にたくさん水が入り込み重たくなります。
よってそのまま干すことによって伸びてしまいやすいのです。
洗剤はおしゃれ用の中性洗剤を
伸びやすい素材の服を洗う時は、おしゃれ着用の中性洗剤を使ってあらうことがおすすめです。一般的な洗濯洗剤は、アルカリ性のものが多いです。アルカリ性の洗剤は、とても洗浄力が高いので頑固な汚れもきれいに落としてくれます。
しかし、洗浄力が高い分衣類に負担がかかってしまうのです。
中性洗剤は、アルカリ性洗剤に比べて洗浄力は低いです。その分、優しく洗い上げることができるので衣類に負担がかかりません。日常生活を送っていて付着するたいていの汚れはきれいに落とすことができるので、汚れ落ちも安心です。
中性洗剤を使うことで、服がのびるのをふせぐことができます。また、反対に縮みやすい衣類の洗濯にも向いています。
洗濯ネットを使って洗う
洗濯機を使って、伸びやすい素材の服を洗う場合は、洗濯ネットの活用もおすすめです。洗濯ネットを使うことで、洗濯機の中で衣類が動きすぎることを避けることができます。
洗濯機は、洗濯槽の中で衣類をかき混ぜることで「揉み洗い」をしています。揉み洗いをすることで汚れ落ちを良くしているのですが、他の衣類とぶつかりあうことで摩擦がおきてしまいます。
その他にも水流の中でぶつかったり引っ張られたりすることで、生地が伸びることにつながってしまうのです。
そこで、洗濯ネットを使うことで、衣類の動きを制限することができます。伸びやすい生地の服をネットに入れて洗うことで、他の衣類と絡まることがなくなります。絡まるうちにそでが引っ張られて伸びるなんてことがなくなるのでおすすめの方法です。
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伸びやすい服は平干しする
伸びやすい素材でできた服は、平干しすることがおすすめです。平干しとは、ハンガーなどに吊るして干すのではなくネットなどの上に平らに干す方法です。
特に伸びやすいニットにおすすめの干し方です。最近では、安価で取り付けも簡単にできる平干し専用ネットが販売されています。物干し竿に固定するだけですぐに使えるのでとても便利です。
ネットなので通気性も高く、乾くまでに時間がかかりすぎることもありません。
伸びやすい素材の服を、ハンガーにかけたまま干していると重力によって水分がたまりやすい裾やそでの辺りが伸びやすくなります。平干しすることで、服に負担がかからず伸びることを防げます。
縮みが原因の型崩れ対策
ニットを洗ったら、縮んでしまって着られなくなった経験をしたことがある方も多いかと思います。私自身、カシミヤが含まれた新しいニットを気づかずに洗濯してしまい、二度と着られない状態にしてしまったことがあります。
縮みやすい衣類の洗濯は、手洗いをする、非常にデリケートな素材の場合はクリーニングを利用するのもおすすめです。
縮みやすい服を手洗いする方法
縮みやすい服は手洗いをすることがおすすめです。衣類が縮んでしまうのは、濡れた繊維が擦れ合うことで毛羽立った繊維同士が絡み合い編み目がきつくなってしまうことが原因です。
これは、髪の毛に例えるととてもわかりやすいです。
濡れた状態の髪をゴシゴシとこすり合わせるとキューティクルが傷み絡まってしまいます。髪が絡まったままドライヤーで乾かすと、絡まった部分が固まって団子のようになってしまいます。
同じ状態が服の繊維にも起こってしまうために、縮んでしまうのです。縮みを抑えるためには、ゴシゴシ擦るのではなくやさしく洗い上げる事が重要になります。
縮みやすい服の手洗い方法は以下の通りです。
- 容器にぬるま湯とおしゃれ着用中性洗剤を入れる
- 洗剤の量は、メーカーの規定量にしたがってください。入れすぎると衣類に成分が残りやすくなります。
- 服を容器に入れて30回前後押し洗い
- ゴシゴシとこすらずに、浮かせたり沈めたりするのを30回程繰り返します。
- ぬるま湯を入れ替えて数回すすぐ
- 入れ替えたぬるま湯の中で押し洗いをくりかえします。ぬるま湯が透明になったら完了です。
- 脱水してから干す
- 洗濯ネットに入れて洗濯機で30秒ほど脱水してから干します。干す時は風通しの良いところで平干しします。
ぬるま湯はお風呂の温度にちょうど良いくらいが目安です。より、ふんわりと優しく仕上げたい場合は、すすぎの最後に柔軟剤を入れると良いです。
柔軟剤は衣類をふんわりさせるだけでなく、静電気や摩擦から守ってくれるので縮みやすい衣類におすすめです。
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高級素材はクリーニングがおすすめ
縮みやすい素材の中でも、カシミヤなどの高級素材を洗濯して失敗することは避けたいものです。
高級な素材で、自分で洗濯する自信があまりない場合はクリーニングを利用するのがおすすめです。洗濯のプロが技術と知識を総動員して洗ってくれるのできれいになって戻ってきます。
ブランドものや繊細な素材のものはクリーニングすることがおすすめです。
普段忙しくてクリーニング店に服を持ち込む時間がない場合は、宅配クリーニングの利用もおすすめです。宅配クリーニングとは、宅配業者が集荷とお届けを代行してくれるクリーニングサービスです。
自宅で注文・梱包・引き渡しをするだけでクリーニングが完了するので忙しい方でも簡単に利用できます。
私も利用したのですが、とても手軽で楽でした。注文自体は、通勤時間や隙間時間に5分程度でさっとできるので、面倒くさがりな方でも安心です。
以前私が、カシミヤのニットを宅配クリーニングで洗ってもらった体験をまとめた記事はこちらです。
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ハンガーのカタによる型くずれ対策
服に合っていないハンガーにかけ続けることで、カタがついてしまうこともあります。ハンガーによる型崩れは、洗濯中のものと保管中のもの2種類があります。
洗濯中についてしまうハンガーのカタは、平干しをするなどの方法で回避できます。また、型崩れ防止用の少し厚みのあるハンガーを揃えておくと乾くまでに時間がかかってしまっても安心です。
一方、要注意なのが保管中のハンガーです。たとえば、衣替えでクローゼットに保管している服を合わないハンガーで吊るしているとカタがつきやすいです。衣替えの場合、何ヶ月もそのまま放置されているので、なかなかもとに戻りにくいとされています。
保管中の型崩れを避けるためには、服に適したハンガーを選ぶことが重要です。
適したハンガーの条件としては、
- 幅があり、服の1点に重さが集中しない
- 肩部分の長さが切り替えよりも飛び出ないこと
が重要です。
まず、針金でできているような細いハンガーは1点に重さが集中してしまうため、負担がとても大きくなります。負担のかかった部位が伸びてしまって型くずれしてしまうので要注意です。
また、重要なのが肩部分のサイズです。この部分が小さすぎると肩の位置がずれてしまいます。逆に大きすぎると、本来の肩部分より下の生地が盛り上がって尖ったようになってしまいます。
ちょうどよい肩部分のサイズは、肩の切り替え部分から少しだけ内側に先端部がくるぐらいです。1つちょうどよいサイズのハンガーを見つけて、大きさを測っておけば、新しいハンガーを買うときでもすぐ自分に適したサイズを見つけることができます。
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