コインランドリーで汚れたスニーカーを洗ってみた結果、方法や手順も紹介

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靴専用洗濯機

スニーカーや靴のお手入れを面倒だと思ったことがある方も多いと思います。スニーカーは水洗いすれば自宅でケアできますが、汚れをきれいに落とすためには手間もかかります。

特に、お子様の上靴や運動靴は泥汚れだらけで、洗うのに時間がかかってしまいます。

最近は、最近コインランドリーには、靴専用の洗濯機が置かれているお店が増えてきています。スニーカーや運動靴を自動で洗ってくれるのでとても便利です。

靴用の洗濯機は、たいがい乾燥機も一緒に置かれているので、洗浄から乾燥までの工程を一度に終わらせられます。

今回、私自身がコインランドリーでスニーカーを洗ってみたので、詳しい手順や洗い上がりの結果について紹介したいと思います。

実際にスニーカーを洗った工程

コインランドリーの乾燥機

私が利用したのは、ノムラクリーニングというクリーニング店とコインランドリーが併設されたお店です。

今回は、一番立地が良かったという理由でノムラクリーニングを利用しました。しかし、実は、コインランドリーに置いてある靴洗濯機はほぼ1つの機種しかありません。

コインランドリーによって使い方や洗い上がりが大きく変わることはないと思います。

今回洗うスニーカー

スニーカー

今回はこちらのスニーカーを洗いました。数年前から履いていますが、前にいつ洗ったか覚えていないくらい放置していて全体的に色がくすんでしまっています。

先月、台風が近づいてどしゃ降りのテーマパークを一日中歩き回り(翌日は東海道新幹線が全線運休になるほど悪天候でした。)、泥まじりの雨水が生地に染み込んでしまいました。

さすがに、これ以上放置していてはいけないと思ったので、今回やっと洗う決意をしたものです。

スニーカーの正面

正面からアップにしてみると、布地の部分にところどころ黒ずみがあったり、手前のゴム部分も汚れています。

テーマパークから帰宅したあと、目立つ泥汚れははらっておいたのですが、やはり全体的に黒っぽく汚れて見えます。爪先部分の、ひっかいたような傷も目立ちます。

洗う前のスニーカーの靴紐

靴紐をアップした画像です。あとで気がついたのですが、靴紐どうしが重なっているところは特に汚れがひどく、黒く変色しているところもありました。

コインランドリーの靴洗濯機の使い方

スニーカーランドリーのアップ

今回使用した靴洗濯機がこちらです。この洗濯機一つで、

  • 大人用シューズ:2足
  • 子供用シューズ(20センチ以下):4足

を洗えます。サイズが20センチ以下の靴は子供用シューズとして、最大4足まで洗えます。夏休みや冬休みなど、長期休暇に入ったときに、上靴や運動靴をまとめて洗うのに最適です。

利用は一回400円で、洗濯にかかる時間は25分です。

洗剤は自動投入されるので、自宅から持って行く必要はありません。持ち物は、靴とコインだけです。

靴紐がついた靴の場合は、外す、あるいはほどいた状態で入れます。今回私は、靴紐の汚れが気になっていたので、ほどいた状態でいれました。

靴紐を全体的に緩めておくと、普段紐どうしが重なって、汚れがたまっている部分にも洗濯液が浸透します。

また、水によって色落ちしたり縮んでしまう革靴の利用は避けます。皮革製品は、水に非常に弱く、雨にぬれるだけで後々シミとなってしまうことがあります。

革靴をきれいに洗いたい場合は、靴専門のクリーニングを行っているお店があります。自宅近くに靴クリーニングのお店がない場合は、宅配クリーニングで全国どこからでも利用できます。

コインランドリーで靴を洗う時の流れは、

  1. お金を投入口に入れる
  2. 洗濯槽の予洗いをする
  3. 靴を入れて、洗濯・脱水を始める
  4. 脱水後、さらに追加脱水を行う
  5. 乾燥工程へ移る

となっています。

まず、お金を投入口に入れたあと洗濯槽の予洗いをします。フタの左上にあるボタンを押すと、洗濯槽に水を張り、汚れを30秒間洗い流してくれます。

実は、私はこの工程に気づかず、そのまま靴を入れて洗い始めてしまいました。この工程を飛ばしてしまっても、特に問題はありません。

予洗いをしなかったことで洗い上がりに大きな影響があったとは感じませんでした。

ただし、前に使った方がどろどろの靴を洗っていた可能性もありますし、せっかくならキレイな洗濯槽で靴を洗いたいものです。予洗い自体に料金はかからないので、利用をおすすめします。

予洗いが終わったら、靴を洗濯槽に入れます。

靴洗濯機に靴をいれた様子

洗濯槽の中には、大きなブラシがついています。このブラシが回転しながら靴の汚れをかきだしてくれます。

靴を洗濯槽に入れる時は、画像のように靴紐を内側にいれて、ブラシが当たるようにセットします。

水がどんどん投入されていくので、フタを閉めて洗濯が終わるまで待ちます。約25分間で、洗い・すすぎ・脱水の工程が行われます。

靴を洗っている間に買い物に出かけることもできます。今回利用したノムラクリーニングは、コインランドリーとクリーニング店が併設していて、クリーニング店のスタッフさんがすぐ近くにいました。

わからないことがあればすぐ質問できますし、防犯対策もバッチリです。

実際、私と同時刻にコインランドリーを利用している方が数名いましたが、皆さん洗濯が始まったら退店して、どこかで時間を潰しているようでした。

私も、洗濯している間に近くのお店で買い物ができました。

脱水まで終了したら、無料で追加脱水ができます。洗濯槽の予洗いをしたときと同じオレンジのボタンを押すと、2分間追加で脱水を行ってくれます。

このとき、一度洗濯機を開けて、靴紐が外側になるように置き直すのがポイントです。

脱水では、遠心力を使って、水分を内側から外側にはじき出すようにします。濡れた靴は、靴底よりも紐や布地の方に水分が含まれているので、靴紐を外側にすると、より効率的に脱水できます。

脱水が完了すると、次は乾燥の工程へ移ります。

靴専用乾燥機は20分100円

靴乾燥機

洗濯で濡れた靴を乾燥させるには、靴専用の乾燥機を使います。1回の乾燥で100円がかかります。乾燥時間は20分です。

時間に余裕があって、自宅で靴を乾燥させたい方は、洗濯の工程だけでも十分だと思います。乾かす場所がない場合や、早く履きたい場合は乾燥機を使えば20分で乾燥が完了します。

今回は、洗濯工程で追加脱水をした後に、1回分の乾燥機を使用しました。結果、靴紐など生地がいくつもかさなっている部分に若干湿り気が残っていましたが、履くには問題ない程度にまで乾いていました。

乾燥機の使用は1回で十分だと思います。

靴乾燥機の内部

乾燥機の中は、画像のようになっています。2つのフックが4ヶ所にセットされています。大人の靴の場合、2つのフックで靴片方を固定します。1回の利用で2足まで乾かせます。

子供の靴(20センチ以下)の場合は、フック1つに片方をさすので、計4足入れられます。

フックの奥についた管から温風が吹き出てきて、靴を乾かしていくという仕組みです。

靴乾燥機にスニーカーをセットした様子

実際にスニーカーをセットしてみると画像のようになります。お金の投入口にコインを入れて、扉を閉めると乾燥がスタートします。

また20分間手が空くので、その間に用事を済ませたり、買い物をしたりできます。

靴洗濯機を利用した洗い上がり

洗濯後のスニーカー

スニーカーをコインランドリーで洗濯・乾燥させた結果、時間は45分かかり、金額は500円でした。

実際に洗った感想として、布生地の汚れがとてもきれいに落ちたと思います。一方で、つま先やサイドのゴム部分の汚れは少し残ってしまったかなと思います。

布生地の汚れがキレイになった

洗濯後のスニーカー

スニーカーをコインランドリーで洗濯した結果、一番驚いたのが布生地の部分がとてもきれいになっていたことです。

洗う前は全体的にくすんでいて、ところどころ黒ずんだ汚れが目立っていましたが、洗い上がりはくすみが取れて色ムラがなくなりました。

少し画像が暗くてわかりづらいのですが、かなり白くなっています。後日、天気のいい日にスニーカーを履いてでかけてみると、その白さが際立ちました。

スニーカーの洗う前と洗った後の比較

洗う前のものと洗った後のものを比べてみると、布地の色の違いがよく分かるかと思います。画面向かって左が洗う前のもの、右が洗ったあとのものです。

汚れがたまってくすんでしまった布地を洗うには、靴専用洗濯機はとても適していると実感しました。

ゴム部分は不十分な可能性がある

洗った後のスニーカー側部

布地の洗い上がりには満足したのですが、ちょっと不十分だと感じたのが、つま先やサイドのゴム部分です。

布部分はきれいに洗い上がるのですが、ゴム部分にはどうしても汚れが残ってしまいました。自宅に持ち帰ってから、消しゴムでこするとキレイに落ちましたが、洗濯機一つでゴムまでキレイにするのは難しいです。

かといって、全く汚れが落ちていないわけではありません。洗う前のゴム部分は、全体的に黄ばんだような汚れがついていましたが、洗ったあとは白くなっています。

汚れがこびりついたような黒ずんだ汚れは、強い力で落とさないといけないようです。

スニーカーをコインランドリーで洗うメリット・デメリット

2つの選択肢を比べる女性

コインランドリーでスニーカーを洗うと、手軽に洗濯ができた一方で、洗い上がりに一部不十分な点があるなど、メリットとデメリットが両方見えてきました。

メリット・デメリットを比べると、コインランドリーでスニーカーを洗うのに向いている方や手洗いのほうがおすすめの方についても考えてみたいと思います。

靴洗濯機のメリット、時間短縮できる

洗濯中のスニーカー

コインランドリーでスニーカーを洗うメリットとして、

  • 自分で洗わなくて良い
  • 時間短縮できる
  • 天気にかかわらず洗える

などがあげられます。まず、洗濯機で洗うと、自分で洗わなくても良いのはとても楽です。洗濯機にお任せしている間に、別の用事を済ませたり、買い物をしてしまえます。

靴用の洗剤や石けんで肌が荒れてしまう方にもありがたいです。靴を洗うときは、どうしても洗剤や石けんに長時間触れていなければなりません。私は手が荒れやすいので、触れなくても良い点はとても助かりました。

冷たい水に触らなくて良い点も、冷え性の私としてはポイントが高かったです。

時間が短くて済む点もメリットと言えます。靴の洗濯は、洗濯だけなら25分、乾燥まで行っても45分と1時間以内で済みます。

自分で靴を洗おうと思うと、道具の準備をして、洗剤をつけてブラシで洗うまでにたくさん時間がかかってしまいます。靴洗濯機は、大人の靴なら2足、子供のくつなら4足まとめて洗えるので、さらに効率よく洗濯できます。

天気にかかわらず洗えるのも、メリットです。靴を洗って乾かそうにも、天気が悪いとカラっと乾きません。天気が悪く中途半端にしか乾かせないと、生乾きが原因となって雑菌が増えてしまいます。

雑菌が増えると、嫌なにおいの元になってしまうので注意が必要です。乾燥機を使うと、確実に乾かせます。

靴洗濯機のデメリット

靴洗濯機のデメリットは、

  • 費用がかかる
  • ゴム部分の洗いが十分ではない

があげられます。まず、コインランドリーを利用すると、お金はかかります。今回は、洗濯に400円、乾燥に100円かかっているので、計500円が必要でした。

500円出すくらいなら、自分で洗ったほうが良いと感じる方にはおすすめできません。

また、ゴム部分の汚れを完全に落とすのは難しいとも感じました。スニーカーなど、爪先部分を真っ白にしたい方には、物足りないかもしれません。

ですが、個人的には、大方の汚れがとれていたので満足しています。残っていた汚れも、大分薄くなっており、消しゴムで軽くこするだけでキレイに落ちたので十分かな、と思っています。

こだわりのある方には、物足りないかもしれませんが、子供さんの運動靴や上靴のクリーニングには十分だと思います。

コインランドリーでの靴洗濯がおすすめの人

コインランドリーでスニーカーを洗った結果を考察して、靴洗濯機の利用をおすすめできる人、おすすめできない人について考えてみました。

靴洗濯機の利用をおすすめできる人は、

  • 靴を手間なく洗いたい人
  • 今すぐ洗い上がった靴が必要な人
  • 雨の日だけど、靴を洗いたい人
  • 靴がそこそこキレイになれば十分な人

だと思います。あくまでも、コインランドリーでの靴洗濯は、手軽に・いつでも・すぐに洗えることがメリットです。今まで靴を洗うのが面倒だと思っていた方には、特におすすめのサービスです。

反対に、靴洗濯機の利用がおすすめできない方は、

  • 靴を洗うのが面倒ではない方
  • 洗い上がりに強いこだわりがある方

です。特に、趣味でスニーカーなどをコレクションしている方、おしゃれアイテムとしてのスニーカーを大事にされている方にはあまりおすすめできません。

ブラシでゴシゴシと洗うやり方なので、細かな傷がついてしまう可能性もあります。そして、水洗いをするのでどうしても縮んでしまいやすくなります。

私自身、洗い上がった後履いてみると、少し縮んでいたような気がしました。履いてあるいているうちに馴染んできて気にならなくなったのですが、乾燥機を長時間使い続けると縮みやすくなってしまうと思います。

消耗品であるお子様の運動靴や上靴を洗うのには向いていますが、高価なブランド物のスニーカーを洗うに向いていないかと思います。

手洗いと洗濯機、どちらがいいかわからない方は、以下の記事も参考にしてみてください。

私が実際にスニーカーを手洗いして、洗い上がりや面倒さをコインランドリーと比較しています。

コインランドリーの上手な使い方

コインランドリーでは、スニーカーを洗う他にも様々な事ができます。画像は、今回私が利用したノムラクリーニングの店内です。店内には、家庭では置けないような大型の洗濯機がたくさん並んでいます。

これらを利用することで、衣類や靴以外にも、

  • 布団・毛布
  • カーテン
  • カーペット・絨毯

などを洗うことができます。少し前までは、暗い・汚い・こわいといったイメージが強かったコインランドリーですが、最近は大きく変わってきています。

店内は明るく清潔で、すぐ近くにクリーニング店のスタッフさんがいてくれるので、盗難の心配もありません。

女性ひとりの利用でも安心です。

コインランドリーを利用すると、日々のお洗濯をより簡単に、便利にすることができます。

コインランドリーに関する記事はこちら

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
宅配クリーニングの教科書は「むささび式部」が担当しています。宅配クリーニングのホームページを見てはお得で便利なお店を探すのに夢中。すぐ食べ物を服にこぼすので、効果的な洗濯方法も研究中です。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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