泥だらけのスニーカーを手洗い、アタックプロEX石けんで泥汚れはどこまで落ちる?
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以前、コインランドリーのスニーカー用洗濯機を使って靴を洗った体験談を記事にまとめました。
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そのとき、細かい汚れや頑固な泥は手洗いの方がきれいに落ちるのではないかとの結論がでました。今回の記事では、実際にスニーカーを手洗いして、どれだけ泥汚れが落ちるかを検証しています。
スニーカーを洗うときの洗剤として、以前記事で紹介したアタックプロEX石けんを使用しています。泥汚れを落とすことに特化した洗濯用固形石けんで、専用ブラシ付きケースがついているのが特徴です。
目次
洗う前のスニーカーの状態
上の画像のスニーカーが今回洗うものです。
スリッポンタイプのスニーカーで、布部分とゴム素材部分、合皮素材の部分があります。
購入してから半年しか経っていないはずなのですが、白い生地の靴なので全体的に泥汚れが目立ちます。特に、つま先部分や凹凸のある部分の泥汚れが気になっていました。
また、一番汚れが酷かったのがかかと部分です。
私には、スニーカーを脱ぐときに、面倒くさがってかかと部分を踏むようにして脱ぐ癖があります。そのせいで靴裏の汚れがかかと部分についてしまっています。
靴の汚れ具合から、右足で左足を踏んでから脱いでいるのがよくわかります。
がっつりと泥汚れがついているので果たしてきちんときれいになるのか不安になりましたが、泥汚れ用石けんを使って手洗いをしていきます。
アタックプロEX石けんの特徴
今回使用した洗濯石けんは、アタックプロEX石けんです。固形のスティック状の石けんなので、靴に簡単に塗りつけられます。
専用のブラシ付きケースがついているので、手を汚すことなく靴を手洗いできます。私は、洗剤や石けんで手荒れしやすい体質なのですが、今回最後まで手荒れすることはありませんでした。
おそらく、ケースのおかげで石けんに直接触れている時間が短かったからだと思います。
アタックプロEX石けんの特徴についてお伝えします。
泥汚れに特化した石けん
泥汚れは、衣類につく汚れのなかでも特に落ちにくいとされています。
その理由は、洗剤や漂白剤で溶かせないからです。食べもの・飲みものをこぼしてしまったときの汚れは水性の汚れ、化粧品をこぼしたときの汚れは油性の汚れと言われています。
水性・油性の汚れの特徴として、適した洗浄剤を使えば汚れを溶かして浮かすことができる点があります。つまり、水性・油性の汚れは落としやすいのです。
しかし、泥汚れは洗剤では溶かせません。泥汚れは、土砂の細かい粒子が衣類の繊維に入り込んでつく汚れです。
土砂は洗剤では溶け出しません。泥汚れを落とすためには、繊維に入り込んだ粒子をかき出す必要があります。
アタックプロEX石けんには、泥高分散剤が配合されています。泥高分散剤は、固まった泥の粒子を反発・分散させる効果があります。
固まった状態の泥が繊維に付着していると落としづらいですが、バラバラになった状態の粒子は落としやすくなります。泥高分散剤でバラバラになった泥をブラシでかき出せるので、アタックプロEX石けんは泥汚れに強いのです。
かき出しブラシ付きケースがついている
画像は、私が購入したアタックプロEX石けんです。
青いスティック状の固形石けんとは別に白いケースがついているのがわかるかと思います。
このケースに石けんをセットすることで、より使いやすくなります。
ケースは六角形の形をしていて握りやすいです。靴を洗うときは力を入れる必要がありますが、ケースが滑ってしまうことはありませんでした。
また、一度石けんをセットするとくり出し式で出し入れできるので便利です。手を汚さずに石けんの長さを調節できます。
石けんのフタ部分は、ブラシになっていて反対側に装着できます。片方の端は石けん、反対側の端はブラシがついている状態になるので、「石けんを塗って、ひっくり返してすぐにブラッシング」するのが可能となります。
洗濯しているときの手間をできる限り減らした形状のケースです。
ブラシをアップで見ると、以下の画像のようになっています。
毛がびっしりとついたブラシで、しっかりと泥をかき出します。触ってみた感じは硬めです。優しく洗うというよりは、奥に入り込んだ泥をかきだすためのブラシなのかなと感じました。
このブラシの特徴として、フラット毛と先細毛の2種類の毛がついています。毛が2種類ついていることで、繊維表面についた泥・奥に入り込んだ泥両方に対応できます。
スニーカーの手洗い方法
実際にスニーカーを手洗いしたときの手順や、注意事項について説明します。
簡単にポイントをまとめると、
- ブラシが硬いので、生地を傷つけないように注意
- 凹凸部に残った汚れに注意
- 固形石鹸は、すすいでも残りやすい
の3点に注意が必要です。
手洗い手順
私がスニーカーを手洗いしたときの手順を簡単にまとめると、以下のようになります。
- 全体を軽くブラッシング
- まずは水だけで丸洗いをする
- 全体にアタックプロEX石けんを塗る
- ブラシで汚れを落とす
- よくすすぐ
- 風通しの良い場所で乾燥させる
水洗いをする前にブラシで軽く汚れを落としておくと作業がスムーズに進みます。石けんについているブラシではなく、靴用のブラシなどで軽く表面をブラッシングしていきます。
表面についた泥を、事前にある程度落としておくだけで、全体の汚れが落ちやすくなります。
表面の汚れが落とせたら、水で洗っていきます。水が全体に行き渡ったら、アタックプロEX石けんを塗りつけていきます。靴全体に石けんを広げたらブラシで汚れを落とします。
ブラシは円を描くように動かすと汚れの落ち方が早かった印象を受けました。
十分汚れを落とせたら、もう一度水を流してよくすすぎます。すすいだ水が濁らなくなったら、風通しの良い場所に干して乾燥させます。
靴底を上に向けて干しておくと、はやく乾きます。直射日光があたる場所に置いておくと、色落ちする可能性があります。日陰を探して干すのがおすすめです。
ブラシの硬さに注意
アタックプロEX石けんを使ってスニーカーを洗うときは、ブラシの硬さに注意が必要です。
付属ケースのブラシは、硬めの素材でできています。ゴム部分や合皮部分を力いっぱいこすると傷つけてしまうかもしれません。
私が使っていたときも、汚れを取ろうとして力いっぱいこすったため、ソール部分に小さな傷をつけてしまいました。布地にはちょうど良い素材ですが、それ以外の部分には注意した方がよいと思います。
また、ブラシが大きいため立体的で凹凸が多い靴を磨くのは大変だと感じました。細かい部分やでこぼこした部分は、歯ブラシを使って洗った方がやりやすいです。
部位や素材によってブラシを使い分けた方が、きれいになると思います。
固形石鹸が残ってしまう
固形石けんの難点として、塊が残ってしまいやすいというのがあります。
実際に使用してみると、小さなくぼみや穴に石けんカスがたまりやすかったです。一度すすいでから全体をチェックしてみると、青い小さな塊がいくつものこっていました。
結局もう一度すすぎなおすことになってしまったので、少し面倒でした。固形石けんである以上、石鹸カスの付着は避けられません。念入りにすすぐのをおすすめします。
洗いあがり
上の画像は、洗い終わって乾燥までの工程が済んだスニーカーです。全体的に泥がついて黒ずんでいた生地が白くなっています。
つま先や細かい部分に汚れが残っていますが、個人的には大満足の仕上がりとなりました。
特に、汚れ落ちがわかりやすかったのがかかと部分です。以下は、洗う前と洗ったあとのかかと部分を比較した画像です。
べったりと付着していた泥汚れがきれいに落ちているのがわかります。黒ずみがついている部分以外も、全体的に白さが増したように見えます。
一番気になっていた汚れだったので、きれいになって満足しています。
ただし、汚れを落とすために力いっぱいこすったので、生地の摩耗が一番ひどいなと思った箇所でもあります。
洗う前よりも、洗った後の方が生地が毛羽立っているように見えます。多少の生地の劣化は覚悟して洗わないといけないかと思います。
まとめ、手洗いとコインランドリーどっちがいい?
今回は、アタックプロEX石けんという泥汚れに特化した石けんを使ってスニーカーを手洗いしました。
前回コインランドリーのスニーカー洗濯機を利用したときの体験と合わせてメリット・デメリットを比較すると、以下のとおりとなります。
手洗い | コインランドリー | |
---|---|---|
手間 | すべて自分でやるので面倒 | 機械に入れてスイッチを押すだけ |
料金 | 無料 | 500円 |
時間 | 20分(乾燥時間を含まない) | 40分(乾燥時間を含む) |
手洗いは自宅で無料でできますが、手間がかかります。コインランドリーを使うのなら、スイッチひとつで靴を洗えますが、500円前後の料金がかかります。
両方体験した私としては、自宅近くにスニーカー用洗濯機があるコインランドリーがあるなら断然そちらを選びます。
というのも、汚れ落ちは手洗いもコインランドリーもほぼ一緒だったからです。
それなら、手間をかけずに500円で解決できるコインランドリーの方がいいなと感じました。泥汚れを落とすのはなかなか骨のいる作業で面倒だと感じたからです。
特に、お子さまの運動靴や上靴を洗う場合であれば、コインランドリーの洗濯機はお得です。サイズが20センチ以下の子ども用シューズであれば、最大4足まで洗濯・乾燥ができるからです。
夏休みや冬休みなどの長期休みに役立つかと思います。
スニーカーを手洗いすることの最大のメリットは、無料である点です。手洗いと同じ汚れ落ちの作業を、機械に代わりにやってもらうことに500円の価値を見いだせるのであれば、コインランドリーの利用がおすすめです。
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