手袋のクリーニング、おすすめの頻度や自宅での洗濯方法について解説
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冬の寒い時期に、手を守るために手袋を使用している方は多いです。私自身、冷え性がひどいので手袋は冬の必須アイテムです。
しかし、手袋を定期的にメンテナンスしている方は少ないのでは無いでしょうか。実は、手袋には様々な汚れが付着しています。
汚れがついたままだとカビが生えてしまったり、防寒機能そのものが落ちてしまったりすることもあるので要注意です。
手袋のクリーニングに関するおすすめの情報や、自宅での洗濯方法についてお伝えします。
手袋の汚れ
外出先から帰ってきたら、手洗いをすることは定番の感染症予防の方法です。移動中に様々なものに触れた手には汚れや菌が付着しているからです。
しかし、同じようにいろんなものに触れているはずの手袋をしょっちゅう洗う方はとても少ないです。
外出中、手にはめていた手袋にはいろんなものが付着しているのです。
汗や皮脂が付着している
手袋に付着している主な汚れとして一番に挙げられるのが汗や皮脂です。実は手はとても汗をかきやすい部分です。冬の寒い日でも、ずっと手袋におおわれた状態だと汗をかくことがあります。
さらに、手のひらは精神状態によっても汗をかきやすくなります。例えば、「手に汗握る」と言われているように緊張する場面では手のひらに汗をかいてしまうことがあります。
緊張した時や焦った時に汗をかくのは、人間がまだ動物のように生活していた時に、危険を察知したらすぐにものを掴んだり逃げられるように滑り止めの代わりとしていたからです。
現代での生活では、逆に手汗は滑ってしまう原因となるので逆効果では?と考えてしまいます。
汗や皮脂が手袋に付着すると、そこから菌が繁殖します。汗や皮脂に含まれているタンパク質をエサに菌が増えていくのです。
手袋内は、保温性が高く密閉されていて湿度も高いです。雑菌は、暖かくて湿っぽい高温多湿な環境を好みます。汗や皮脂が付着しがちな手袋の中は、菌にとって好都合な環境なのです。
雑菌はにおいのもとに
手袋の中で増えた雑菌を長期間放置していると、いやなにおいの原因になります。菌が栄養を取り込んで分解する時に、いやなにおいの原因となるガスを発生させます。
よって、手袋をきれいにせずずっと放置しているとにおいが気になってくることがあります。
また、菌や皮脂汚れが着いたままの状態だと、生地自体が傷んでしまいます。生地の劣化が進むと、手袋の保温性が落ちてしまうこともあります。
手袋本来の機能が悪くなってしまうので注意してください。
手袋のクリーニング
手袋は、できれば家庭での洗濯ではなくクリーニングでキレイにすることがおすすめです。
理由としては、手袋に使われている素材の多くは自宅で洗えないものが多いからです。ニット素材のものや革素材のものは、自宅で洗うと縮んだり劣化してしまいます。
最悪の場合、手袋として使い続けることも難しくなります。
ドライクリーニングでデリケート素材もキレイに
クリーニング店では、ウールなどのデリケートな素材をドライクリーニングという洗い方でキレイにしてくれます。
ドライクリーニングでは、品物を水を一切使わずにキレイにすることができます。ドライクリーニングでは、有機溶剤という専用の洗浄液を使って洗います。
水は、素材に与えるダメージが大きいですが、溶剤は生地に負担を与えません。
例えば、水にティッシュを入れてかき混ぜるとボロボロになってしまいます。しかし、溶剤にティッシュを入れてかき混ぜても、元のように広げることができます。
手袋はデリケート素材で作られていることが多いので、ドライクリーニングで洗うことでダメージを与えずに洗うことができるのです。
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1シーズンに1度はクリーニングを
手袋をクリーニングする頻度は、1シーズンに1度がおすすめです。冬が終わる頃に一度クリーニングしておくと、次の年にもキレイな状態で使うことができます。
ただし、手袋が一つしかなく同じものをずっと使い続けている状態であれば、2ヶ月に一度はクリーニングをした方が良いです。
同じ物を毎日使い続ければ、汚れの付着量も増えますし、生地の劣化も早くなります。お気に入りのものを長く使い続けたいのであれば、定期的にきれいにしておくことがおすすめです。
また、できれば手袋は毎日着用せず、複数のものをローテーションで使うといいです。一日着用したあとに、一日休ませるだけでも手袋の持ちがよくなります。
手袋を手洗いする方法
手軽に自宅で手袋を洗いたい時は、洗濯機ではなく手洗いで洗う方法がおすすめです。洗濯機で洗うよりも優しく洗うことができます。
自宅で手袋を洗う時は、まず最初に洗濯表示を確認してください。手袋の多くは、水洗いができない素材でできています。洗濯表示に水洗いが不可とある場合は、無理に家で洗わずにクリーニング店でプロにおまかせするのがおすすめです。
手洗いが可能と洗濯表示にある場合は、自宅での洗濯が可能です。しかし、縮みやすい素材であることには変わりはないので、正しい方法で洗濯することが重要です。
手袋を自宅で洗濯する時は、以下の2点に注意してください。
- おしゃれ着用中性洗剤を使う
- 洗う水はぬるま湯で
おしゃれ着用洗剤は、デリケートな服でも安心して洗える刺激の少ない洗剤です。手袋を傷めず優しく洗うことができます。
花王が発売しているエマールや、ライオンが発売しているアクロンが有名です。
1本自宅にあると、型くずれしやすい服や、縮みやすい服でも自宅で洗濯できます。その他にも、様々な場面で活躍するのでおすすめのアイテムです。
また、洗うときには必ずぬるま湯を使うようにしてください。水温が高すぎると、繊維がかたくなりやすく、縮んでしまうリスクが増えます。
目安としては30度前後のぬるま湯がおすすめです。体感であつすぎない温度のぬるま湯で洗うようにしてください。
具体的な、手洗いの方法は以下のとおりです。
- 容器にぬるま湯とおしゃれ着用中性洗剤を入れる
- 洗剤の量は、メーカーの規定量にしたがってください。入れすぎると衣類に成分が残りやすくなります。
- 手袋を容器に入れて30回前後押し洗い
- ゴシゴシとこすらずに、浮かせたり沈めたりする(推し洗い)のを30回程繰り返します。
- 洗濯機で30秒ほど脱水する
- 洗濯ネットに手袋をいれて、30秒ほど脱水します。
- ぬるま湯を入れ替えて数回脱水する
- 入れ替えたぬるま湯の中で押し洗いをくりかえします。ぬるま湯が透明になったら完了です。
- 再度脱水してから干す
- もう一度洗濯機で脱水してから干します。干す時は風通しの良いところで平干しします。
洗面器や手洗い場のシンクを使って手洗いすることがおすすめです。
ぬるま湯に中性洗剤をいれたら、押し洗いをしていきます。あまり力を入れすぎずに、優しく押すのがポイントです。
洗いの工程が終わったら、脱水をしてからすすぎに移ります。すすぐときも、上から優しく押して繊維の中の汚れや洗剤を外に出していくようにします。
すすぐぬるま湯が透明になったら再度脱水して、干します。干すときに洗濯ばさみで挟んでしまうと伸びてしまったり、型崩れをしてしまうことがあるので、できれば平干しがおすすめです。
ニット専用の平干しネットが売られているので、それらのアイテムを使うこともおすすめです。
手袋をきちんと洗うことで、汚れを落とし長持ちさせてあげることが可能です。
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