衣替えでのトラブルを防ぐために、今すぐ使えるおすすめ裏技
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季節が変わると気分がリフレッシュされますが、衣替えをしなければならないと憂鬱にもなってしまいます。今まで着ていたものをきちんと収納して、しまっていた衣類を出す作業が必要な衣替えはなかなか大変です。
衣替えをするときは、保管中に服にトラブルがないよう注意することと、シーズンが来たときに服を取り出しやすくする工夫が必要です。
面倒な衣替えを少しでも簡単にできる裏技についてお伝えしていきます。
目次
衣替えの時は汚れとカビに要注意
シーズンが終わってもう着なくなった服を収納する時は、汚れとカビに注意しなければなりません。保管中の衣類は長期間そのまま放っておかれることが多いです。すこしでも、汚れ対策やカビ対策をしていないと大変なことになります。
具体的には、いやなにおいが取れなくなったり、虫食い・カビ被害などがあります。最悪の場合、二度とその服は着れなくなってしまいます。大事な服を守るためにも、汚れ対策とカビ対策は必要になります。
汚れが残ったままだと、におい・シミの元に
衣替えを行う前にかならずして欲しいことが、汚れを落としておくことです。長期間収納する前に、洗濯・クリーニングなどを利用して衣類に付着した汚れを落としておいてください。
汚れが付着したまま収納すると、においやシミの原因となります。
まず汚れが原因のにおいに関する説明をします。汚れが付着したまま狭いクローゼットなどに収納していると、汚れをエサとして雑菌が増えていきます。雑菌が汚れをエサとして分解するときに、特殊なガスを発生させます。
このガスが嫌なにおいの原因となってしまうのです。衣類を部屋干しすると、生乾きになってにおいがついてしまうときがあります。あの嫌なにおいも、雑菌が発生させるガスが原因のにおいです。
菌は高温多湿な環境を好みます。除湿剤を入れずに閉めっぱなしのクローゼットは、空気がこもって湿度が高くなります。換気されないので温度も高くなりがちです。そのため、菌が繁殖する条件全てがそろってしまうのです。
また、落としきれなかった汚れがあとから浮いてきてシミになってしまう場合もあります。よく言われているのが汗じみです。汗ジミは、あとから黄色く浮き上がってくることが多く、いざ着ようと取り出したときにぎょっとしてしまうことが少なくありません。
汗は透明なので、一目では着いていることがわかりません。そのため、汚れていないだろうと放置されてしまうことが多いのです。しかし、汗の中には皮脂やタンパク質汚れが含まれているのです。
シミは、ついてしまってから時間が経てば経つほど取りづらくなると言われています。収納中にできたシミは、次に着ようと思ったときまで発見されません。気づいたときにしみ抜きしようとしても遅いことがほとんどです。
大事な服に取れないシミをつけてしまわないように、汚れは事前に落として置くことが重要です。
汚れは虫食いの原因にもなる
汚れは、においやシミだけでなく虫食いの原因にもなります。虫食い被害は、虫の幼虫がエサとして衣類を食べてしまうことで穴があくことを指します。
幼虫は、成虫へとなるために養分となるタンパク質を欲しています。衣類についた汚れの多くには、タンパク質が含まれています。汚れを食べようとした虫が衣類まで食べてしまうことで穴があくのです。
例えば、私達が服につける汚れの多くは、
- 汗汚れ
- 食べこぼし
となっています。汗には皮脂やタンパク質汚れが含まれています。食べこぼしにもタンパク質やその他の栄養が含まれているため、虫にとっては豊富な栄養源となってしまうのです。
さらに、ウール・カシミヤなどの天然繊維で作られた衣類には特に注意が必要です。ウールやカシミヤなどの天然繊維を構成しているのはタンパク質です。羊などの動物の毛は、私達の髪と同じようにタンパク質から作られているからです。
つまり、汚れの付着した天然繊維の服は、タンパク質の上にタンパク質が乗っている状態です。虫の格好の餌食です。天然繊維で作られた衣類にはより一層注意が必要となるのです。
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湿気対策をしないとカビだらけに
保管中には、カビ対策を行うことも重要です。閉め切ったまま放置していることが多いクローゼットは、空気の入れ替わりがほとんど起こりません。密閉に近い状態に衣類をずっとおいておくと、カビが着いてしまう可能性があります。
一度付着したカビはなかなか取れません。洗濯で取ろうにも、残ってしまったり、しばらくすると元通りになってしまったりします。
カビが生えるのは、カビ菌が繁殖することが原因です。そのため、対策方法は雑菌対策とおおむね同じとなります。高温多湿な環境にならないように注意しなくてはなりません。
高温になってしまうのはある程度仕方がないので、できるだけ湿気を取り除くように工夫する必要があります。
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衣替えの収納を簡単にする4つの裏技
衣替えを簡単に、かつトラブルなしで行うためには小さな工夫がいくつか必要です。その中でも簡単にできるものをまとめました。
小さな工夫でも、いくつか組み合わせることで今まで面倒だった衣替えを楽にすることができます。
いらない服は思い切って断捨離を
せっかく様々な工夫をして収納したとしても、収納スペースがパンパンで服と服が重なり合っているような状態はおすすめできません。衣装ケースにしまっているならともかく、ハンガーにかけて保存している場合はできるだけ衣類同士の間隔をあけた方が良いです。
パンパンの状態で長期間保管していると、ただでさえ閉鎖的なクローゼットの空気がさらにこもりやすくなってしまいます。カビや雑菌が増える原因になりかねません。
それに、収納する衣類が多いとしまう時も取り出す時も手間がたくさんかかります。最初から収納する衣類の数が少なければ作業も少なくて済みます。
衣類をよく見て、着ないと判断したものはさっと捨ててしまうと、のちのち楽になります。
私自身、ものを捨てられない性格でこまっています。そんな場合は、「この服は着ないから捨てる」といった考え方はしないようにしています。どうしても、「もしかしたら着るかもしれない…。」と悩んでしまうからです。
最近は、「来年もこの服を着る?」と考えて、一瞬でも悩んだら割り切って捨てるようにしています。少しでも悩む時間ができたということは、その服の優先順位は高くありません。
でも、もしかしたら、やっぱり、といった感情が出てくる前に、いらない服の山に分けてしまうと時間もかからないのでおすすめです。
カビ対策に新聞紙を
カビ対策に除湿剤を使っている方は多いかと思います。最近では、強力なものが販売されているので定期的に虫干ししたり、空気を入れ替える必要はありません。むしろ除湿剤の効果を高めるために収納を開けるなと明記する除湿剤もあるくらいです。
ただし、やはり湿気を吸えば吸うほど除湿剤の効果はおちていきます。そこで、少しでも除湿効果を高めるために使えるのが新聞紙です。新聞紙を丸めて収納に入れておくだけで、除湿効果を高めることができます。
新聞紙は、空気中の湿気を吸い取ってくれます。丸めて収納の隅においておくだけで、除湿剤でも取り切れなかった湿気を吸収してくれるのです。
一枚一枚をぐしゃぐしゃに丸めるのではなく、朝刊や夕刊をそのまま筒状に丸めてください。丸めたものを収納の隙間にいくつか入れていきます。それだけで湿度対策の効果が上がるので、ためしてみてください。
石けんを入れれば防虫対策にも
防虫対策には、防虫剤以外に石けんを応用することもできます。虫は、石けんやハーブなどの香りが強いものが苦手です。人間にとってはとても良い香りなのですが、虫にとっては毒の存在を感じるようです。
収納ケースに石けんを入れておくと、その香りの効果で衣類を食べる虫が寄り付きません。さらに、衣類に石けんの清潔感のある香りがつくので一石二鳥です。
衣類全体に香りがつくように、ケースにいくつか入れておくとより効果的になるようです。いただいたものの、使い切れない石けんを消費することもできるおすすめの使い方です。
個人的には、海外製の香りの強いものは衣類に香りが着いてしまいすぎる気がします。数回洗濯してやっと感じなくなるほどだったので、強い香りが苦手な方は、控えめの香りのものを使うことがおすすめです。
ハーブなどの精油を染み込ませた布をところどころに置いておくだけでも効果はあります。
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革製品は軽くふいておく
革製品は、洗濯もクリーニングも難しいためそのまま収納している方も多いかと思います。革製品は傷みやすいので、ていねいなケアをしてあげる必要があります。かといって、洗うことは難しいので処理も大変です。
おすすめなのは、乾いた柔らかい布で優しくふいてから収納することです。布でふいておくだけでも、表面に付着した細かい汚れや皮脂を落とすことができます。
革製品は特に汗ジミや皮脂汚れが後から浮き上がってくることが多いので、このひと手間をかけるだけでも大きな差が生まれます。
しまっている革かばんも同様にササッと汚れを拭いておくことで、革生地が長持ちするようになります。
革製品は1点が高価で、大事にしている方も多いと思います。汚れをとってから収納するようにしてください。
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