洗濯初心者必見、色移りしてしまった衣類の対処法法とは?家にあるもので元通り
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洗濯に慣れていないと起こってしまいやすいトラブルが色移りです。色移りとは、衣類に色をつけるための染料が洗濯中に流れ出て、他の衣類についてしまうことをさします。
新しい服を初めて洗濯したときに特に起こりやすい現象です。他の衣類に染料が移ってしまうだけでなく、染料が抜け落ちた衣類の色合いが変わってしまいます。
できるだけ避けたい色移りが、もし起こってしまったときにどう対処すればよいかまとめました。
また記事後半では、色移りを防ぐ方法についても触れています。
色移りしてしまったときの対策
色移りした衣類を元に戻す場合、色移りに気づいたタイミングがとても重要です。洗濯が終わったときにすぐ気付けたなら、比較的簡単に染料を洗い流せます。
気づかずに衣類を乾燥させてしまった場合は、なかなか落ちない頑固な汚れとなります。生地の素材によっては、手の打ちようがないケースもあります。
できるだけ早めに気づくことが重要です。
軽い色移りならお湯で洗い流す
比較的軽い色移りであれば、さっとお湯で洗い流すだけでも十分染料を落とせます。
- 色移りした衣類そのものが真っ白でない
- 濃い色が移っていない
- 洗濯が終わってすぐ気づいた
などの条件がそろえば、簡単に移った色を落とせます。方法としては、ぬるま湯で色移りした部分を洗い流すだけです。
お湯を洗っていると、染料がしみ込んだお湯が流れていきます。生地の様子をみて、染料が落ちきったらしっかりと水気を切り、乾燥させてください。水をたくさん含んでいる状態なら、軽く洗濯機で脱水することがおすすめです。
洗い流すのに使うぬるま湯は、お風呂に適した温度(40度前後)が良いとされています。冷たい水だと染料が流れにくく、逆に熱すぎると生地が傷んでしまいます。あたたかいと感じられる程度のお湯で洗ってください。
このとき、できれば流水をつかった方がいいです。洗面器にお湯をためて手洗いすると、洗い流した染料が洗面器内にとどまります。
結局、染料入りのお湯で洗うことになってしまいます。少しもったいないと思うかもしれませんが、十分な水量で洗ってください。
色移りした衣類があまりにも多いなら、もう一度洗濯機で洗う手もあります。
まず、色移りの原因となった衣類を分けます。そして、色移りした衣類をまとめてもう一度洗濯機に入れ、最初と同じように洗います。あとは、いつものように洗濯物を干すだけです。
色移りしてしまったものが少しであれば、さっとお湯で洗うだけで済みますが、たくさんあったのであれば、もう一度洗ってしまったほうが手っ取り早いです。
一つでも色移りしてしまった衣類を見つけたら、他にも被害がないか調べてみてください。特に色の薄い衣類には要注意です。
たくさんの洗濯物に色移りしていて再度洗濯機で洗うなら、酸素系漂白剤を使うとより効果的です。洗濯洗剤を入れたあと、漂白剤を適量(各メーカーが指定しています。)を入れてください。
漂白剤の力でより強力に染料を洗い流せます。
白い服なら塩素系漂白剤
シャツやブラウスなど真っ白な衣類に色移りしてしまったなら、塩素系の漂白剤を使った方法がおすすめです。
漂白剤には、塩素系と酸素系があります。基本的には、塩素系の方が漂白力が強く、汚れを落とす力が高いとされています。
汚れ落ちがいいだけでなく、防カビ・殺菌効果も高いのが塩素系漂白剤です。医療現場では、消毒剤として導入されている場合もあります。
しかし、強力すぎるために服そのものの染料を落としてしまうことがあります。そのため、色物や柄物の漂白には向きません。ただし、白い服の漂白であればこれ以上なく効果的なアイテムとなります。
塩素系漂白剤をメーカーが定めた規定量、ぬるま湯に入れて、色移りした服を入れます。そのまま30分ほど置いておき、汚れが取れたら水で十分洗い流してから乾燥させます。
塩素系漂白剤は、効果が強力なので乾いてから見つかった色移りにも効果があります。ただし、白い服にしか使えないので注意してください。柄物の衣類に塩素系漂白剤を使うとかえって色落ちしてしまいます。
色物・柄物に色移りしたら酸素系漂白剤を
色物・柄物に色移りした場合はどうしたら良いかというと、酸素系漂白剤を使うのがおすすめです。
酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤と比べると漂白力は弱いです。しかし、柄物や色物に使っても色落ちしません。殺菌効果や防臭効果もあるので、汗の嫌な匂いも洗い流せます。
普段の洗濯でも使用できるので、一つあれば便利なアイテムです。
色移りした衣類を、酸素系漂白剤を使って洗う方法は以下のとおりです。
- ぬるま湯(40℃前後)に規定量の酸素系漂白剤を入れる
- 色移りした服をぬるま湯に入れる
- 30分ほど置いておく
- 十分にすすいで漂白剤成分を洗い流す
- いつもどおり乾かす
となります。漂白剤は、メーカーが規定したつけおき洗い用の量を入れてください。たくさん入れたからと言って、色移りが早く落ちるわけではありません。
お湯は、漂白剤の成分が効きやすい40℃ほどのぬるま湯を使ってください。30分ほど置いておいたら、ていねいにすすぎます。
十分漂白剤を洗い流せたら、いつもどおり乾かすだけです。
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漂白剤の基本の使い方、種類の選び方や汚れ別洗濯方法をまとめて解説
色移りを防ぐためにできること
ここまで色移りしたときの対策についてお伝えしてきました。が、できれば色移りは未然に防ぎたいものです。
これからは、色移りを避ける方法についてお伝えします。
第一に色物は分ける
色移りを避けるために第一に行って欲しいのは、色物・柄物を分けて洗濯することです。色物や柄物を、薄い色の服と一緒に洗濯すると染料が落ちて移ってしまいます。
面倒かもしれませんが、できるだけ2回にわけて洗濯することをおすすめします。特に、新品の服は染料が落ちやすいと言われています。
初めて洗濯をする服は、色移りの原因となる可能性がとても高いです。何度か洗濯して様子をみて、大丈夫そうだと感じてから他の衣類と一緒に洗うようにします。
洗濯ネットを活用する
色物や柄ものを、色の薄い服と一緒に洗うのなら、洗濯ネットの活用がおすすめです。色柄ものを洗濯ネットに入れてあらうと、染料が他の衣類に移りにくくなります。
比較的新しい衣類を、「他のものと一緒に洗うのは少し心配だ」と感じるときに使ってみてください。
洗濯ネットは、洗濯機の中で衣類が動きすぎるのを防いでくれます。洗濯機は、洗濯槽の中の水をぐるぐるかき混ぜて衣類を洗います。この時、洗濯槽の中で衣類が動きすぎると摩擦が起こります。
その摩擦が原因となって、染料が取れてしまうのです。その他にも摩擦が原因で、縮んでしまったり毛玉ができたりすることがあります。そのため、すこしでも衣類の動きを制限した方が優しく洗濯できるのです。
洗濯ネットは、色柄物だけでなくデリケートな素材でできた衣類の洗濯にも活用できます。
色移り対策で洗濯ネットを使う際は、ネットの大きさに注意してください。ネットに衣類を入れた状態で、少し余裕がある大きさがおすすめです。ネットが大きすぎると、ネットの中で衣類が動いてしまいます。それでは折角ネットを使う意味がありません。
逆に小さすぎると、洗剤が十分全体に行き渡らないのできれいに洗えません。適切なサイズのネットを活用してください。
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