衣類に金属さびがついてしまったときの対処法、汗をかくシーズンは要注意
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気温が高くなるシーズンには、身につけているアクセサリーが汗で溶け、サビとなって衣類に付着してしまうケースが増えてきます。
白いブラウスの襟元が不自然に赤黒くなっていることがあれば、サビが原因である可能性が高いです。
本記事では、衣類にサビがついてしまったときの対処法や洗濯方法、アクセサリーがさびない予防法などをご紹介します。
目次
サビがついたときの洗い方
ちょっとしたサビ汚れであれば、自宅にあるもので簡単に汚れを落とせます。少量付着しているだけならば、自分で汚れを落とす方法をおすすめします。
基本的に、サビは酸性のものに弱いとされています。そのため、酸性の液体につけ置きすると溶けやすくなります。この特徴を活用すると、自宅でも簡単にサビ取りを行うことができるのです。
レモン果汁を使う
まず、自宅にある酸性のものとして挙げられるのがレモン果汁です。調味料として冷蔵庫にストックしている方も多いかと思います。
サビ取りの方法としては、
- サビがついた部分をレモン果汁につける
- 24時間つけ置きする
- 果汁を洗い流す
- いつもどおり洗濯する
となります。つけ置きしている間に水分が蒸発してしまって、乾かないように十分な量の果汁を用意してください。それでもなかなか汚れが落ちないときは、粗めの塩を振ってこする方法もおすすめです。
塩の粒子で汚れをかき出せます。
食用酢を使う
レモンがなければ、食用のお酢を使ってサビ取りができます。レモン果汁よりも手に入れやすいので、簡単に試すことができます。
ですが、個人的にはレモンを使ったサビ取りの方がおすすめです。お酢はにおいが強いからです。つけ置きしている間に周囲に酸っぱいにおいが充満してしまうのです。また、場合によっては衣類にお酢の香りが残ってしまうケースもあります。
気になる方は複数回洗い直すとにおいが取れます。
におい対策が少し大変ですが、手軽かつすぐに使える方法なので、今すぐサビを落としたいときにはおすすめです。
クエン酸水を使う
水垢取りなどでよく使われるクエン酸を使ったサビ取り方法も有効です。もし自宅にクエン酸がなくても、100円ショップやドラッグストアで簡単に手に入れることができます。
食用のもの(食品に酸味を加えるためのもの)も販売されているくらいなので、安全です。少し値段が高くなってしまいますが、食用のものを使えば小さなお子様が誤って口に入れてしまっても安心です。
クエン酸を使ってサビ取りするときは、つけ置きする方法と直接塗りつける方法の2つがあります。汚れが広範囲に広がっているならつけ置き、一部だけに着いているなら直接の方法がおすすめです。
つけ置きする方法は、
- 40℃前後のぬるま湯を用意する
- ぬるま湯で大体5%のクエン酸水を作る
- クエン酸が溶けたら、服をつける
- 2~3時間置いておく
- ていねいにすすいでからいつもどおり洗濯する
となっています。クエン酸が一番効果を発揮しやすいぬるま湯を使って、クエン酸水を作ってください。あとはつけ込んでおくだけで大丈夫です。
一方、直接塗りつける方法は、
- ぬるま湯で5%ほどのクエン酸水を作る
- クエン酸水を、綿棒につける
- 衣類のサビがついた部分に直接塗りつける
- サビが取れるまで続ける
- すすいでからいつもどおり洗濯する
となります。直接塗りつけるので、つけ置きよりも効果が高いとされています。小さい範囲に濃いサビ汚れがついてしまったときにおすすめの方法です。
クエン酸は、個人的にもとてもおすすめのお掃除グッズです。普段から、電気ポットやシンクの水垢とり、加湿器に付着したカルキ汚れを落とすのに使っています。
数時間つけておくだけできれいに汚れが落ちるので、本当に助かっています。様々な汚れに対応しているので、一家に一つあるととても助かるアイテムです。
酸性の溶液は、サビを落とす効果がとても高い一方で、衣類にダメージを与えてしまいます。生地が傷んでしまう可能性もあるので、デリケートな素材でできたものや色の濃い衣類にはおすすめできません。
できれば、実際にサビ落としを行う前に、目立たないところに液をつけてみてください。色落ちしたり、手触りが悪くなるようでしたらそのまま続行するのは避けてください。
どうしても落ちないサビはクリーニングへ
上記の方法を試してもなかなか落ちない汚れは、早めにクリーニング店へ持ち込むことをおすすめします。サビ汚れは、時間が経つと取れにくくなってしまいます。
クリーニング店には、サビを取るための専用洗剤や、金属粉をおとす専用の器具がたくさんあります。
やっかいな汚れがついてしまったときは、はやめにプロの手を借りることをおすすめします。
もし、お店まで衣類をもっていくのが面倒なら宅配クリーニングというサービスもあります。宅配クリーニングとは、宅配業者が荷物を自宅まで取りに来てくれ、工場へ届けてくれるサービスです。返却も宅配業者が行ってくれるので、利用者は家から出る必要はありません。
ネットで注文したあとは、自宅で荷物を詰めて引き渡すだけでクリーニングが完了するのです。共働きや子育て中など忙しくてクリーニングに時間を割けない方に多く利用されています。
布団などの大きなものも、わざわざ運んでいかなくてもクリーニングしてもらえます。物干し竿のサビがべっとりついてしまった布団や毛布も安心して預けられます。
あわせて読みたい:
初めて宅配クリーニングを利用する方におすすめの3社徹底解説
サビ汚れを防ぐ方法
サビ汚れがついてしまうのを防ぐためには、そのサビがなにから出たものかを知る必要があります。サビがついてしまう主な原因として、
- アクセサリー
- かばん
- 物干し竿
- 公園の遊具
などがあります。原因を見つけてそれぞれにあった対策をする必要があります。
色でわかるサビの原因
衣類に付着したサビは、色で原因となる金属が大体わかります。サビには大きく分けて3種類あり、赤茶色のサビ、黒いサビ、緑のサビがあります。
赤茶色のサビは、鉄から出るサビです。一番よく見かけるサビかもしれません。
続いて黒いサビは銀が変色したものです。銀でできたアクセサリーや宝飾品とこすれるのが原因で衣類についてしまう可能性が高いです。
緑のサビは銅から出るサビです。10円玉についているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。アクセサリーに使われるので、付着してしまいやすいです。
衣類にサビがついている場合は、その色を見て、何が原因でついたサビなのかを推測しやすくなります。
アクセサリー・カバンからついたサビ
アクセサリーやカバンが原因でついたサビは、汗や雨が原因であることが多いです。特にアクセサリーは肌に直接触れる機会が多いので、汗が付着してサビが進行しやすくなります。
白いブラウスについてしまうとなかなか取れにくいので厄介です。
カバンの金具が雨の水分でさびてしまうケースも多いです。かばんを肩にかけたりすると、衣類とこすれてしまうときも多くあります。
対策としては、一度使ったものは汚れをさっと乾いた布で拭き取るのが重要です。また、連続して使うと汚れや水分が付着しやすくなります。一度使ったものは連続して使用せず日にちをあけて使ってください。
物干し竿からついたサビ
物干し竿についていたサビが洗濯物についてしまうケースも少なくありません。特に布団や毛布などの寝具は直接物干し竿にかけることが多いので、付着する可能性が高くなります。
物干し竿は、雨のときも濡れたまま外に放置されているのがほとんどであるため、サビやすい傾向にあるようです。サビないステンレス製のものも多く出ていますが、一部部品に使われている他の金属がサビてしまうケースもあるようです。
対策としては、濡れてしまった物干し竿はしっかりと拭いておくこと、そして洗濯物を干す前に汚れをさっと雑巾で拭き取ることが重要になります。
毎日使うものなので、劣化してしまうのは仕方がありません。毎日少しずつメンテナンスすると、長くきれいに使えるようになります。
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