リナビスとリコーべ、無料保管サービスが人気の宅配クリーニング2社を比較
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※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
リナビスとリコーべは、どちらも高品質なクリーニングが特長の宅配クリーニングです。職歴の長いベテランの職人さんが多数在籍しており、1点1点をていねいに洗い上げてくれます。
2社のサービスのなかでも特に人気なのが、無料保管サービスです。
保管サービスとは、シーズンオフになった衣類をクリーニングしたあと長期間預かってくれるものです。クローゼットや収納をスッキリさせられるのでとても人気です。
宅配クリーニングを利用する方の中には、保管サービスが目的だという方も多いほどです。ただし、多くの宅配クリーニングでは、保管サービスを利用するにはクリーニング料金とは別に代金を支払う必要があります。
リナビスとリコーべでは、人気の保管サービスを無料で利用できます。本記事では、2社のサービス内容や料金を比較していきます。
目次
リナビスとリコーべの料金比較
個人的には、リナビスとリコーべのサービス内容は似ていると思っています。
- 無料保管サービスがある
- シミ抜き・毛玉取りが無料
- 送料も無料
- クリーニングの質が高くていねい
- 詰め放題のパック形式
以上のような共通点があります。利用するメリットが似ていると、どちらを選んでいいか迷ってしまいます。
細かいサービス内容や、料金の違いを詳しく説明していきます。
無料保管の利用料金
リナビスとリコーべ双方のサービスで特に注目を集めているのが、無料保管サービスです。リナビスは全コースが無料サービスとして最大9ヶ月無料です。
リコーベの場合は、注文時に保管コースを選べば最大10ヶ月預かってくれます。
両社の利用料金をまとめた表は以下のとおりです。
保管クリーニング料金 | リナビス | リコーベ |
---|---|---|
5点パック | 7,800円 | |
10点パック | 10,800円 | 12,000円 |
15点パック | 14,500円 | |
20点パック | 18,800円 |
(税抜価格)
点数が同じ10点パックの料金を単純に比較すると、1点あたりにかかる料金はリナビスの方が安いことがわかります。コストをおさえてクリーニングしたい方にはリナビスがおすすめです。
ただし、リコーベは一度会員登録(登録料・年会費無料)すると、クリーニング100円利用につき1ポイントがもらえます。次回のクリーニングから使えるので、継続して利用を考えている方には利用料金の1%が還元されるリコーベも魅力的です。
また、リナビスもリコーベも2回目以降の利用で「リピート割引」が適用されます。割引される金額は、
- リナビス:300円+税
- リコーベ:1,000円+税
となっています。リコーベの方がリピート割引率は高いです。継続して利用するのであれば、リコーベの方がお得に使えることもあります。
リナビスは、工場にある空き空間を使って保管サービスを行っています。そのため、一回のシーズンに保管できる量に限りがあります。
特に冬物の保管サービス需要が高まる春には、注文が殺到します。ご希望の期間保管サービスを利用できない可能性があります。
保管サービスを利用する場合は、できるだけはやく注文することが必要です。
リコーベの保管は、預けられる期間とお届け期間がある程度決められています。いつでも最大10ヶ月預けられるわけではありません。
保管コースを注文できるのは、1月から8月までの間です。お届け期間は9月から11月となっています。1月に預けて11月に受け取れば最大保管期間である10ヶ月間預けられます。
しかし、2月に預けたからといって10ヶ月後である12月に受け取ることはできません。指定されている期間での受け取りとなっているので注意してください。
以下の画像はリコーベの保管コーススケジュールを表したものです。
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豊富な無料サービス
リナビスとリコーべにはどちらも豊富な無料サービスがあります。一番人気の無料保管だけではありません。
双方の無料サービスについてまとめた図は以下の通りです。
リナビス | リコーベ | |
---|---|---|
無料サービス内容 | シミ抜き 毛玉取り ボタン修理 再仕上げ ほつれ直し |
シミ抜き 毛玉取り ボタンゆるみ直し 再仕上げ ほつれ直し |
無料サービスの内容はほとんど同じであることがわかります。
クリーニングで特に重宝されるシミ抜きやニットの毛玉取りを無料で行ってくれるのはとてもありがたいです。その他、仕上がりに満足できなかった場合は、無料でもう一度洗い直してもらうことも可能です。
違いがあるとすれば、ボタン修理とほつれ直しの項目かと思います。
リナビスでは、検品中にボタンがゆるんでいたり、取れていた場合は職人さんが付け直してくれます。もしボタンを紛失していた場合は、工場にあるよく似たボタンをつけてくれます。
5センチ以内のほつれであれば、無料で直してくれるサービスもあります。5センチ以上の大きなほつれや穴は対応できません。
リコーベでは、ボタンがゆるんでいるのを発見した場合のみ補修してくれます。リナビスと同様ほつれ直しのサービスもしていますが、こちらはほつれ部分のサイズにくわしい規程はありません。
送料も無料
宅配クリーニングの料金で、考慮しなければならないのが送料です。送料無料とうたっている宅配クリーニングでも、別の形で支払わなくてはならなかったり、クリーニング代金が割増されている場合もあります。
大きな荷物のやり取りが必要な宅配クリーニングでは、送料は大きな金額になります。別途送料が必要な宅配クリーニングでは、往復送料2,000円程かかることが多いです。
しかし、リナビスとリコーべはそれぞれ送料無料で利用可能です。リナビスは、あらかじめコース料金に送料が含まれています。リコーベは、5つの選択肢の中から自由に選べます。
選べる送料というのは、リコーべの一つの特徴でもあります。リコーべは、利用者に1,000円、500円、300円、100円、0円の5つの選択肢の中から自由に送料を選んでもらいます。
100円以上の送料を選んだ場合は、送料はそのまま地元の商工会へ寄付されます。地元活性化のための一つの取組みだそうです。
送料0円を選択したからといって、クリーニングサービスの内容が変わるわけではありません。コストを安くおさえたい方は注文時に0円を選択して差し支えありません。
リナビスとリコーべはそれぞれ送料無料で利用できる宅配クリーニングです。ただし、遠方にお住まいの方の場合別途送料がかかる場合があります。
リナビスの場合、
- 北海道・一部離島:3,800円+税
- 沖縄:7,400円+税
がかかります。
リコーベの場合は、
- 北海道・沖縄・離島:4,000円
がかかります。
リナビスのサービス内容
リナビスは、兵庫県にある老舗クリーニング店が運営する宅配クリーニングです。テレビ東京の人気番組「カンブリア宮殿」で紹介されたことから一躍注目されています。
職歴40年を超えるベテラン職人さんが多数在籍しています。高い品質とていねいな作業が多くの人から喜ばれている理由です。
リナビスには、衣類クリーニングの他に布団クリーニングや皮革・ブランドクリーニングサービスもあります。
それぞれのサービスについて説明します。
カシミヤや高級ダウンも追加料金不要
リナビスのクリーニングが人気なのは、衣類のもともとの風合いを損なわない品質の高さにあります。実際に、
他店で断られたダウンコートをキレイにしてもらえた。気になっていたシミが取れたので満足している。
などの声が多く寄せられています。
リナビスは、他店では特別料金での取扱いが多いダウンやカシミヤなどの高級素材でも通常料金です。
追加料金はかかりません。
そのため、海外製のダウンやブランド物の衣類を持ち込む人がとても多いそうです。
布団クリーニングでアレルゲンを除去
リナビスには布団クリーニングコースもあります。
布団には、数多くのアレルゲンが付着しています。代表的なアレルゲンはダニです。
普段、布団を天日干ししてダニ対策をしている方は多いです。しかし、天日干しだけではダニは取れません。ダニは、50度以上の温度に20分以上置かないと死滅しません。天日干しだけでその温度を維持するのは難しいです。
仮に死滅させられたとしても、死がいは布団表面に残ります。生きているダニだけでなく、死がいもアレルゲンとなります。
布団についたアレルゲンを除去するのに最も良い方法は水洗いです。水を使って汚れを洗い落とすことで、生きているダニ、ダニの死がいすべてを取り除けます。
小児喘息の原因の半数以上はダニだとされています。小さなお子様がいる家庭の場合、定期的に布団をクリーニングした方が良いとされています。
厚生労働省は、ホテルや旅館など宿泊施設に半年に1回は布団を水洗いするように指導しています。つまり、家庭で使っている布団も半年に1度のクリーニングがおすすめなのです。
リナビスの布団クリーニングは、
- 1枚:11,200円
- 2枚:13,800円
- 3枚:15,000円
- 4枚:18,300円
- 5枚:21,600円
- 6枚:24,900円
(税抜価格)となっています。まとめた方がお得にクリーニングできるので、季節の変わり目に家族の分を合わせて出すことがおすすめです。
リナビスでクリーニングできる布団の種類は、
- 羽毛布団
- こたつ布団
- 羊毛布団
- 綿布団
- 和布団
です。掛け布団・敷布団問わずクリーニングしてもらえます。ただし、シングルサイズのみの取り扱いなので注意してください。
マットレスやムートン素材のもの、革が使われている布団は洗えません。
毛布やベビー布団、タオルケットなどの小さな物は2枚で1点と数えます。お得に洗えるので、布団と一緒にクリーニングするのがおすすめです。
シーツや枕カバーは1点800円+税でオプション追加可能です。
皮革・ブランドクリーニング
リナビスでは、ブランド品のバッグや靴などの革製品も洗ってもらえます。
革製品やブランド品は、どちらもクリーニングに高度な技術が必要です。デリケートな素材でできていることが多く、適切な知識と技術がないと洗えないのです。
リナビスのブランド品・皮革製品クリーニングでは、主に
- 特殊衣類
- バッグ
- 靴
- 財布
といったアイテムのクリーニングを取り扱っています。革が含まれた製品だけでなく、ムートン・スエード・キャンバス生地・エナメルなどが使われた製品もクリーニングが可能です。
取り扱っているブランドも多岐に渡ります。ヴィトンやエルメスなど人気のブランドの多くを網羅しています。ホームページに記載がないブランドでも受け付けているので、気になる方は気軽に相談してみてください。
皮革・ブランドクリーニングでは、
- シミや色移り、汚れ
- 傷、色ハゲ、日焼け
- 金具の破損や劣化
などのトラブルを解決してくれます。
バッグや衣類にワインなど色の濃い飲み物をこぼしてしまったり、化粧品をつけたりしてシミにしてしまった経験がある方は多いと思います。リナビスでは品物本来の風合いを損なわないように洗い、シミの除去を行ってくれます。
また、傷や色ハゲなどにも対応してくれます。革製品は長い間大事に使い続けるとどうしても生地が劣化してしまいます。傷がついたり剥げてしまった部分も目立たなくなるようケアをしてくれます。
金具やファスナーが劣化してしまった場合も、メンテナンスを行ってくれます。クリーニング代金とは別に料金を支払えば、破損したパーツの交換を行ってもらうことも可能です。
リナビスの皮革・ブランドクリーニングの利用料金は、
- バッグクリーニング(1個):25,000円
- 靴クリーニング(1足):17,000円
- 衣類クリーニング(1着):15,000円
- 財布・小物クリーニング(1個):17,000円
(税抜価格)
となっています。
一般衣類のクリーニングと比べて料金は高くなりますが、その分大事なブランド品や革製品をきれいにできます。
一日に10個までしか受け付けていないので、早めの注文ががおすすめです。
リコーベのクリーニングサービス
リコーベのクリーニングには、無料保管以外にも、お急ぎコースやランドリー品同梱がOKなコースがあります。
具体的には、
- 通常コース
- 保管コース
- 早割コース
- ファミリーコース
- お急ぎコース
があります。
私が個人的に驚いたのは、どのコースも同じ値段でクリーニングが依頼できることです。他店では別途料金がかかりそうなコースでも、通常コースと同じ値段でクリーニングできます。
お急ぎコースは最短2日で返却
お急ぎコースは、急いで返却して欲しい衣類におすすめのコースです。大事なイベントが急に入ってしまったときなどに重宝します。
午前中に荷物を預けた場合、リコーべでは最短で2日間かけてクリーニング作業を行って返却します。利用者のもとには、発送してから3日目に荷物が戻ってくることになります。
利用料金は、
- 10点パック:12,000円
- 15点パック:17,000円
(税抜)
となっています。
冠婚葬祭など大事なイベントが急に入ってしまったときなどに活躍するコースです。リコーベの工場に到着した翌日には衣類を発送します。午前中に集荷しないと2日後に返却できなくなってしまいます。
出来るだけ早い時間帯に荷物を預けるようにしてください。
ファミリーコースなら水洗い製品も取扱い可
ファミリーコースは、家庭で洗濯するような水洗い製品(タオルやTシャツ、ジーンズなど)を一緒に預けられるコースです。
10点コースのみの取扱いです。少ないと思われるかもしれませんが、水洗い製品は3枚で1点分と数えるので、最大で30枚預けられます。
また、布団や毛布などの寝具を1枚で3点分と数えて入れることも可能です。
自宅で洗うのが大変な寝具も、プロに任せることでふんわり清潔に仕上げられます。寝具は、水洗いをすることで付着したアレルゲンを落とせます。
料金は、
- 10点パック:12,000円
(税別)です。
水洗い製品とドライクリーニング製品を混ぜて預ける場合は、水洗いのものを分けて集荷バッグに入れなくてはなりません。
水洗い製品は、乾いた状態であることを確認してから、ビニール袋などにひとまとめにして入れておいてください。下着類は取り扱っていないので、入れないようにしてください。
布団や毛布などの寝具を入れる場合は、圧縮袋を活用することがおすすめです。リコーベでは、圧縮袋の使用を禁止していません。
集荷キットに入る分しか預けられないので、かさばる布団をそのまま入れてしまってはもったいないです。
圧縮袋に入れることで大きな寝具でも複数枚預けられます。
ただし、寝具類は、羽毛や化学繊維製のものしか預けられません。和布団は取り扱っていないので注意してください。