きものトトノエの宅配クリーニングで、振袖についたシミは落ちるか実際に体験

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きものtotonoeのロゴ

振袖をはじめとした和服のクリーニングは取り扱っているお店が少なくて、探すのに苦労します。その上、高価なものなので本当にそのお店に預けて良いのか心配になってしまいます。

今回、私が実際に着用した振袖とじゅばんを宅配クリーニングのきものトトノエにあずけてみました。大分前についたシミが付着していて、もう取れないのではないかと心配していたものです。

結果と感想を一言で言うと、

「気になったシミがキレイに落ちていた。思っていた以上の仕上がりで、次回もぜひ使いたい」

と感じました。

本記事では、私がきものトトノエを使って振袖をクリーニングした体験談や、メリット、サービス内容についてお伝えします。

着物の状態と求めるサービス

成人式に振袖を着る女性

実際にクリーニングした体験談をお伝えする前に、今回依頼した着物の状態・きものトトノエに求めるサービスをまとめておきたいと思います。

振袖とじゅばんの状態

今回、私がきものトトノエに預けたものは、

  • 振袖
  • じゅばん

の2つです。どちらも2年前に出席した式典に着ていったものです。あいにく当日の天気は雨でした。幸い袴をレンタルして着用していたので、足元が泥だらけになることは避けられました。しかし、雨水にも相当濡れてしまっていたと思います。

実は、以前から近所に着物を専門に扱うクリーニング店があり、成人式のときなどもそちらを使っていました。しかしそのお店が無くなってしまい、他に着物を取り扱っているお店もなく、途方に暮れて2年間放置してしまいました。

2年ぶりに引っ張り出してきて、着物をすみずみまで見てみると、やはりシミがいくつか付着していました。振袖のたもとに黒い黒ずみじゅばんの襟元にファンデーションの汚れがついてしまっていたのです。

時間の経ったシミは取れにくい

振袖の主な汚れ

今回、クリーニングする前に私が不安になったのは、着物にシミがついてしまっていたことです。

一般的にシミは、ついてしまってから時間が経てば経つほど取りづらくなるとされています。汚れが生地の中にまで浸透して、なかなか取れなくなってしまうからです。

特に着物の場合は、生地自体が繊細であまり負担がかけられません。通常衣類に行うような洗浄力の高いシミ抜き方法が使えない場合が多いです。

しかし、着物は汚れが付きやすいことも多いです。特に付きやすい汚れとして、

  • 食べ物飲み物の汚れ
  • 化粧品の汚れ
  • すそ・たもとの黒ずみ汚れ

があります。脱ぎ着する時に顔の化粧品がえりについてしまうこともありますし、食べ物をこぼしてしまうことも多いです。特に振袖を着る時は式典や結婚式など飲食する機会があり、慣れない着物姿でこぼしてしまうことも少なくありません。

今回、私がクリーニングを出す前に振袖とじゅばんをチェックして見つけたシミは以下の2つです。

振袖についた黒ずみ

まず、こちらは振袖の右袖についた黒ずみです。

どこかに擦ってしまったのか、たもとの端に黒ずみがあるのがわかります。黒ずみは、特に落としづらい汚れの一例です。汚れが付着したあとに圧力がかかって黒ずんでしまうので、繊維の奥まで汚れが到達していて厄介です。

そして、つぎに見つかったシミがこちらです。

じゅばんについた化粧品汚れ

じゅばんの白い襟元に、ファンデーションのような薄茶色のシミがついていることがわかります。化粧品の汚れは、食べ物・飲み物や汗汚れと違って油性の汚れです。

水に溶けず、油でやっと溶かす事ができるものなので頑固なシミです。それに加えて、当時私は式典中に化粧が落ちないように崩れにくいウォータープルーフタイプのファンデーションを使っていました。

通常のファンデーションよりもさらに落としづらい汚れになってしまっています。

その他にもシミとして浮き出てはいませんでしたが、着用した当日雨に濡れてしまった点も気になっていました。

依頼前に、きものトトノエに求めたサービス

クリーニングを注文する前、私はきものトトノエに求めることとして、

  • 着物の汚れがどれだけきれいに落ちるのか
  • 大切なきものをていねいに扱ってもらえるのか
  • 注文方法や、発送方法は簡単か

を特に気にしていました。

今回は、真っ赤な口紅や派手な泥汚れなど目立つシミが付着したわけではありませんまず、せっかく10,000円以上も出してクリーニングを利用するのだから、汚れができる限りきれいになって戻ってきてほしいと思っていました。

しかし同時に、2年も前についたシミだから完璧に落とすのは難しいかもしれないなあとも思っていました。幸い、目立つ汚れではないので一見わからないくらいにまでなれば良いかなと考えていました。

そして、工場での着物の扱い方もとても気になっていました。振袖は成人式の時に買ってもらった高価で思い入れのあるものです。だからこそキレイになって欲しいし、大事にしたいと考えています。

きものトトノエのサービスのメリットとして、きめ細やかなメール連絡と、写真付きの工場到着メールがあると聞いていました。実際にどれだけていねいに扱ってもらえるかは検証ポイントでした。

最後に気になっていたのが、利用方法の手軽さです。宅配クリーニングの良いところといえば何より便利で手軽であることです。一般衣類で他社の宅配クリーニングを利用しましたが、たしかに簡単で面倒くさがりな私でも可能でした。

しかし、きもののクリーニングとなると一般衣類と違ってややこしいところがあるのではないかと考えていました。

これらを念頭に置いて、今回きものトトノエの和服宅配クリーニングを注文しました。

実際の注文方法

振袖を着た女性

次に、実際に注文した時の手順ややり取りについてお伝えします。

きものトトノエは、宅配クリーニングなのでネットから24時間いつでも注文することができます。私自身も、帰りの電車の中で10分程度で注文を済ませました。

たった10分で注文が終わってしまったのにはびっくりしました。

公式ホームページから注文

きものトトノエ注文ページ

きものトトノエでクリーニングを依頼するためには、公式ホームページから注文する必要があります。

私が注文したのは、キャンペーン価格でお得になっていた着物2点丸洗いセットです。これは、着物1点ともう1点(長じゅばんか帯か好きな方を選択)できるものです。

着物も、振袖以外のものでも大丈夫です。今回は、振袖と長じゅばん合わせて2点をクリーニングすることにしました。

発送準備は着物をつめて送るだけ

きものトトノエの発送キット

注文から3日後、自宅のポストに発送キットが届きました。ポスト投函なので、自宅を不在にしていても受け取れるのがとてもありがたかったです。

発送キットの中身は、

  • 発送専用袋
  • クリーニング依頼書
  • 着物収納用ビニール袋
  • 宅配伝票2種類

となっています。

すでに宛先が記入された宅配伝票が2種類入っていました。佐川急便とヤマト運輸のどちらかからお好きな方を選ぶことができます。あらかじめ記載されている電話番号に連絡して、希望する日時に集荷依頼をしておくと手続きがスムーズになります。

続いて梱包作業に移ります。まず、クリーニング依頼書を記入していきます。

注文依頼書

依頼書の内容はこのようになっています。

注文したい着物の種類の記入から始まり、汚れが気になる部分や汚れがついた日時などを詳しく記入していきます。

この時、できるだけ詳しい情報を記入しておくことがおすすめです。シミや汚れの原因やどれ位時間が経っているかが分かったほうが、より効果的にシミ抜きを行えるからです。

もちろん経験豊富な職人さんが検品を行ってくれるのですが、持ち主から詳しい情報があった方が判断が的確なものになります。

記入ができたら、着物の梱包作業に移ります。

まず、雨水などに濡れないよう発送キットに入っていたビニール袋に着物を入れます。ビニール袋は十分な大きさがあるので着物とじゅばんをいれてもまだ少し余裕があるくらいでした。

着物が入ったらクリーニング依頼書もビニール袋に入れて空気を抜き、テープで固定します。この時、水が染みないようにしっかりと封をするようにしてください。

梱包が終わったら、発送袋にビニール袋を入れて封をします。自分の住所を記入した宅配伝票を貼ったら梱包は終わりです。

梱包された着物

梱包後はこのような感じになります。あとは、集荷に来た配達員に荷物を預けるだけで作業は終了となります。

着物は正しくたたむ必要はありません。私も少しクシャっとなった状態で袋に入れています。というか、袋に入れる時点でどうしてもシワになってしまうのでたたみ方にこだわりすぎる必要は無いかと思います。

着物のたたみ方がわからなくても大丈夫だったのは安心しました。

細かなメール連絡があって安心

きものトトノエのメリットとして、細やかなメール連絡がある点があります。宅配クリーニングは、スタッフの顔が見えないので不安に思う方が多く、少しでも不安を和らげるための対応なんだそうです。

実際に利用してみた結果、クリーニングになにか進展がある度に連絡をくださったのでとてもありがたかったです。

私が、きものトトノエのメール連絡の中で一番うれしかったのが、メールに着物の写真を添付してくれたことです。着物が工場に到着したあと、すぐにメールが届きました。

工場到着メール

  • 着物が工場に到着したこと
  • 写真に撮って添付したこと
  • このあと検品を行うこと

が、記載されています。配送事故もなく、無事に工場に到着したのだと安心しました。宅配クリーニング店の中には、工場到着の連絡が無いお店もあります。利用者としては、きちんと届いているのか気になります。

こうして到着メールを送ってくれるのはありがたいです。メールには、振袖とじゅばんの写真も添付されています。

メールに添付されていた写真

確認してみると、私が送った振袖とじゅばんがきちんと届いていることが確認できます。写真として見ることで、他の人の着物と取り違えられていないか、配送中に汚れていないかなども確かめられます。

工場到着メールが届いてからすぐに、検品終了のメールも届きました。

検品メール

メールには、

  • 簡易検品が終了したこと
  • 振袖・じゅばんに別途シミ抜きが必要なこと
  • シミ抜き可能なコースの案内

が記載されていました。シミがあることはあらかじめわかっていたので、きちんと見てくれているのだなと感じました。

今回私が注文したコースは、丸洗いのみのコースでした。丸洗いコースの簡易シミ抜きだけでは、二年前についた頑固なシミは落とせないようです。

少し悩んだのですが、目立つ部分に目立つシミがついていたわけではないので、このまま丸洗いコースでお願いすることを伝えました。

もし、この検品の時にシミ抜き可能な匠の診断コースに変更する場合は、料金にプラス1,080円がかかります。また、特殊シミ抜きが必要な場合は別途シミ抜き料金も追加されます。

このあとクリーニング完了メールと発送完了メールも届き、細やかな対応は本当だったのだと実感しました。

実は、注文時に私のミスでメールアドレスを間違えて入力してしまっていました。にもかかわらず、担当の方が電話番号からショートメールを送ってくださり、誤ったメールアドレスの修正をしてくださいました。

とてもていねいな対応で、とても助かりました。

クリーニング後の着物の状態

返却された箱

工場に着物が到着してから3週間後に、クリーニングが完了して荷物を発送したとのメールが届きました。着物クリーニングは衣類よりも時間がかかります。成人式のあとは1ヶ月以上かかってしまうときもあります。

3週間での返却は手早く作業していただけた方だと思います。手元に戻ってきた着物の状態についておつたえしていきます。

頑丈な梱包で着物が傷つかない

返却された箱の中の案内

早速返却された着物の箱を空けてみると、このような案内が入っていました。返却された着物には、形を整えるための紙が挟まれています。そのまま挟んだままにしておくと、紙が湿気を吸ってしまいカビが生える原因となります。

手元に着物が戻ってきたら、できるだけ早く紙を取るようにしています。ちなみに、紙は引き抜くだけできれいに取ることができました。たたんだ着物の状態を崩すことなく取れます。

梱包されたきもの

案内の下には、ダンボールできっちりと梱包されたきものが入っていました。ビニールテープでしっかりと固定されているので、ダンボールの中で動くこともありません。

ダンボールとビニールテープの梱包を外すと、畳紙に包まれた着物が入っていました。

畳紙に包まれた着物

きちんと包まれていて、雨に濡れるなどの損傷はありませんでした。

総合してとてもていねいな梱包だと感じました。輸送中に箱が揺れても着物が傷つくこともないと思います。また、ビニールでの梱包もされていたので、着物が雨に濡れてしまうことも無さそうです。

汚れ落ちを検証、諦めていたシミも落ちていた

返却後の振袖

畳紙の包みをあけてみると、きれいにたたまれた振袖が入っていました。折り目がピシッときれいに入っていて、最初に発送した時の初心者のたたみ方とは全く違います。

ドライクリーニングでありがちな石油のようなにおいもなく、全体的に傷んでしまったところもありませんでした。

返却されたじゅばん

じゅばんもきれいにたたまれた状態で入っていました。生地が薄手で傷つきやすいじゅばんですが、どこにもひっかかったあとやほころびもありませんでした。

続いて、シミが合った部分の汚れ落ちを確認していきます。

振袖のシミがあった部分

クリーニングに出す前は、たもと部分に黒ずんだ汚れがついていた振袖ですが、きれいに取れていました。どこに汚れがついていたのかわからなくなって、思わず以前の写真を出して見比べたほどです。

実際に比較してみると以下のようになります。

振袖の汚れの比較

左の画像がクリーニング前、右の画像がクリーニング後です。たもとの縁に付着していた汚れが無くなっていることがわかります。

心なしか、振袖の生地全体がワントーン明るくなったようにも見え、汚れがきれいに落ちたのだなと実感させられました。

一方じゅばんの汚れですが、

じゅばんのシミあと

じゅばんには、真っ白な襟元の部分にファンデーションの汚れがついていました。クリーニング後に返却されたものを見ると、若干薄く色が残っているようにも見えますが、気にならないほどまでに落ちていました。

クリーニング前の画像と比較すると以下のようになります。

じゅばんのシミの比較

えりの縁に薄だいだい色のファンデーションがついていましたが、一目ではわからない程度に落ちていました。ファンデーション汚れは、シミの中でも特に落としづらいと言われいてたので半ば諦めていたのですが、十分満足できる仕上がりでした。

きものトトノエを利用してみた感想

女性達の口コミ

今回、きものトトノエを利用して振袖とじゅばんをクリーニングしました。感想を一言で言うとすると、「期待以上の仕上がりで満足した」となります。

正直、2年も前についた汚れだったので完璧に落とすことは無理だろうと考えていました。無理にシミ抜きをして生地に負担をかけるくらいなら、ほどほどにしておいた方が良いとも思っていたのです。

実際に「丸洗いでは取れないシミがついていました」とメールを頂いていたので、そりゃそうだろうな、ぐらいに考えていました。匠コースを使わずに、丸洗いコースのままクリーニングをお願いしたのも必要以上の負担を避けるためです。

しかし、返却された着物をみてきれいにシミが落ちていたのでとても満足しました。

ただし、2点のクリーニングで1万位円以上の料金がかかるのはやはり高いと感じました。大事にしている着物でなければ、すすんで利用しようと思える価格でないのも事実です。

そのかわり仕上がりはとてもきれいなので、大事にしている着物をきれいに長持ちさせるためにはとてもおすすめなサービスだと感じました。

リピート利用した時用に、1,000円分のクーポン券が入っていたので、次回着物を着用した時はもう一度利用したいと思います。

きものトトノエの詳しいサービス内容は以下の記事にまとめています。

きものトトノエ公式サイト

振袖におすすめの宅配クリーニング

この記事の執筆者

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宅配クリーニングの教科書は「むささび式部」が担当しています。2018年にクートンに入社。若手社員として未経験ながら奮闘中。頑張りますので、ご指導よろしくお願いいたします。

より良い情報をお届けするため、ちゃすけ がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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