宅配クリーニングの保管サービスでコートの衣替えを簡単にする裏技とは?
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宅配クリーニングの数あるサービスの中でも人気なのが「保管サービス」です。特に、かさばる冬物の衣類を保管してもらう方は多いです。
保管サービスを利用することで、毎年面倒な衣替えを簡単にすることができます。
本記事では、特に管理が面倒なコートに着目して、保管サービス利用のメリットや、自宅保管のデメリットについてお伝えします。
目次
保管サービス利用のメリット
保管サービスのニーズは年々大きくなっています。最近では、保管サービスのために宅配クリーニングを利用している方もいるほどです。
それほどに人気な、保管サービスでコートを預けるメリットについてご説明します。
自宅の収納スペースに余裕ができる
保管サービスでコートを預けることによる最大のメリットは、収納スペースをスッキリさせられることです。
コートは、衣類のなかでも特にかさばり場所をとってしまうものです。コートをクリーニング店におまかせしてしまうことで、その分の収納スペースに空きができます。
丈の長いコートは、セーターやブラウスのようにたたんでケースに入れて収納することが難しいです。シワや折り目がついてしまうので、多くの方がハンガーにかけた状態で保管しています。
そのため、コートを収納するためにハンガーラックなどの特別な収納場所を用意する必要が出てきてしまいます。
1着程度ならなんとかなるかもしれませんが、おしゃれな方だとコートを何着ももっていることも多いので、その分スペースが必要になります。
狭い場所にギュウギュウに押し込んでしまうと通気性が悪くなり、大事なコートの劣化を早めてしまうことにもなりかねません。
持っている服が多い方ほど、保管サービスを利用することで自宅を広く使うことができます。
シミ・虫食い・日焼けの心配がいらない
保管サービスを利用することで、衣類の収納中に起こってしまいがちな
- シミ
- 虫食い
- 日焼け
- カビ
などのトラブルのリスクをおさえることができます。
保管サービスでは、クリーニング店が24時間いつでも徹底管理をした専用倉庫で預かってくれます。倉庫では、温度や湿度を徹底管理し、直射日光も当たらないように工夫されています。
クリーニング店という衣類のプロがきっちりと管理してくれているので、衣類にトラブルが起こることがありません。
保管中に起こりがちな衣類トラブルそれぞれの原因を順番に述べると以下のようになります。
シミや黄ばみは、特に起こりやすいトラブルです。
コートの表面に付着したままの汚れが酸化して、後からじわじわとシミのように浮き出てしまうのです。保管中に浮き上がった汚れは次に着るときまでなかなか発見されません。
シミは、ついてから時間が経てば経つほど取りにくくなると言われています。次のシーズンに着ようとした際にシミを発見しても、もう手遅れとなっていることが多いのです。
こういったシミや、繊維の変色によって起こる黄ばみはクリーニング店に持っていってもキレイになる確率は低いです。
虫食いも、衣類に付着したままの汚れが原因で起こることが多いとされます。衣類につく汚れの多くは、汗汚れや食べ物・飲み物の汚れです。
汚れにはタンパク質が豊富に含まれています。虫食い被害は、衣類を食べる虫がこのタンパク質を目当てに集まってくることが原因なのです。特に、ウールやカシミヤ、シルクなど自然由来の繊維でできた衣類には要注意です。
天然素材の繊維はタンパク質によって作られています。生地そのものがエサとなるので、虫が寄り付きやすいのです。
シミ・虫食いを防ぐためには、保管前に十分汚れを落としておくこと、環境をきちんと整えておくことが重要です。
衣類が日焼けしてしまうこともよくあります。衣類を長い間保管している場所に日光が当たる場合は要注意です。長い間同じ場所に日光が当たると、その部分が日焼けして変色してしまうことがあります。
イメージとしては、日当たりの良い場所の壁紙が変色してしまうのと同じです。
衣類の保管中は適度な通気性が必要なので、窓のある場所に収納する方もいます。しかし、直射日光はあたらないようにしなくてはいけません。
逆に、締め切った場所でずっと保管していることはカビ被害の原因に繋がります。
カビの第一の原因は、湿気です。湿度が高く、空気の流れもない場所に生えてしまいます。衣類を収納してそのまま何もしていないと、カビの菌が増えて衣類全体に付着します。
菌類は、高温多湿な環境を好むので、締め切った狭い場所ではとても増えやすいのです。
保管サービスを利用することで、これらの問題が起こる可能性を低くすることができます。
まず、ていねいにクリーニングをしてから保管してもらえるので、シミ・虫食いの原因となる汚れを落とせます。きれいな状態で保管することができるのです。
温度・湿度・日光が細かく管理されているので、除湿剤や防虫剤が必要ありません。自宅で保管していれば、定期的に除湿剤・防虫剤を入れ替えなくてはなりません。その手間もすべてクリーニング店に任せられるので簡単です。
中には、プラズマクラスターを365日24時間稼働している専用倉庫もあり、ウイルスの付着も防ぐことができるのです。
衣類のプロがついているからこそ、衣類を最善の状態で保つことができます。
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衣類を出し入れする手間が省ける
保管サービスを利用することで、衣類を出し入れする手間が省けることもメリットの一つです。
宅配クリーニングで提供されている保管サービスは、短くても3ヶ月、長い場合は11ヶ月とかなり長い期間預けることができます。
長い期間の保管サービスを利用すれば、コートを預けてから次のシーズンに着るまで預けられます。
自宅でコートを保管していると、
- クリーニングで汚れを落とす
- きれいになったコートを収納する
- 除湿剤・防虫剤を定期的に入れ替える
- シーズンになったら収納から引っ張り出してくる
といった手間が必要になります。しかし、保管サービスを利用すれば、
- 保管付きクリーニングサービスに預ける
- 指定した日時に返却される
と簡単なステップのみで衣替えが終了してしまうのです。面倒なことはすべてクリーニング店でしてもらえるのです。
家族が多く、収納しなければいけないコートの数が多い場合は、出し入れするだけでもかなりの時間がかかってしまいます。
保管サービスを利用することで、手順をいくつかはぶくことができるだけでも助かります。
自宅でコートを保管したときの失敗例
自宅でコートを保管していると、様々なトラブルが起こってしまいがちです。実際に、コートの衣替えで起こったトラブルをいくつか紹介します。
汗ジミや黄ばみが浮いてしまう
コートにあまり汗汚れはついていないと思われがちです。しかし、首周りや袖周りなどは直接肌に触れる上に、汗をかきやすい場所なのでどうしても汚れがつきやすくなります。
パッと見て汚れがついていないからと、クリーニングしないままコートを保管すると、後から汗じみとして浮き上がってしまうことがあります。
特に、ダウンコートの場合は一度汗ジミができてしまうと落とすのがとても難しいです。
シミや黄ばみがつかないようにするためには、保管前にかならずキレイにすることが重要です。家庭でも、定期的にブラッシングしたり陰干しをしたりして、汚れが付着しないように工夫するとさらに良いです。
ポケットに入れっぱなしのものが付着
クリーニング店にあわてて衣類をコートを持ち込んでくる事例として、ポケットに入れっぱなしのものがくっついてしまう場合があります。
収納前にポケットを確認せず、そのまま保管していたためにポケットの中身が生地にくっついて離れなくなってしまうものです。
ティッシュのカスや、タバコの細かい葉からはじまり、飴やガムなどベタベタするものなど種類は様々です。
これらは長い期間放置されていると、くっついてしまって元に戻すにはとても手間がかかります。特に、ダウンコートやカシミヤ製など、デリケート素材でできたコートの場合は専門家でも処理できない場合があります。
収納する前には、必ずポケットの中身を確認してからにしてください。
保管サービスであれば、クリーニング前にかならず検品があります。担当の職人さんがコートをくまなく調べて、ポケットになにか入っていないか確認してくれるので安心です。
強引に収納した結果起こる型崩れ
狭い空間に無理やりコートを押し込むことで型くずれしてしまう場合もあります。型崩れほどまで酷くなくても、シワや折り目がついてしまうパターンも多いです。
コートを畳んだ状態で収納したり、ぎちぎちの状態で保管していると、型崩れをしてしまって見た目にもよくありません。
ロングコートの場合、すそがシワシワになってしまうケースがありえます。また、ダウンコートの場合は中の羽毛が偏り、ふわふわの部分とスカスカの部分に差ができてしまいます。
保管サービスを利用すれば、衣類が押し込められることもなく最適な状態で保管されます。
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