洗濯洗剤が手荒れの原因に?対処法とおすすめの洗剤を解説

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手荒れを気にする女性

寒い季節になると多くの人が悩まされるのが手荒れです。料理や食器洗いなどの水仕事をしていると、がさがさになってしまったり、あかぎれになってしまったりします。

実は、冬の手荒れは洗濯洗剤が原因である可能性があります。手が直接水に触れるわけではないのであまり意識していない方も多いですが、洗濯をする際の、濡れた洗濯物に触れる工程で、手荒れを引き起こす事があるのです。

私自身、冬になると温度差や乾燥で手が荒れて指先がピリピリしたり、かゆくなったりします。一度かゆくなってしまうと、我慢できずにかきむしってしまうこともあり、さらに手荒れが悪化する、という悪循環におちいってしまうことも多いです。

本記事では、洗濯によって手荒れが起こる原因と対処法、おすすめの肌に優しい洗剤について解説します。

洗濯で手荒れが起こる原因

洗濯物を干す女性

洗濯は、料理や掃除に比べて、水に直接触る機会が少ない家事です。
しかし、濡れた洗濯物を触ったり、室外へ干しに行く時の気温差であったり、洗いあがった衣類に洗剤や柔軟剤が残っていたりと、手荒れの原因となる要素はいくつもあります。

それらの要因について一つずつ解説します。

濡れた洗濯もので手が乾燥する

外干しされたタオル

まず、洗濯における一番の手荒れの原因は、濡れた洗濯ものです。濡れたものに長時間触っていると、指先の皮脂が奪われていきます。

皮脂は、本来肌の表面を守る保護バリアの役目を果たしています。濡れた洗濯ものによって、保護バリアである皮脂が奪われると、肌の奥の水分まで次々と蒸発してしまうのです。

一度バリアが壊れてしまうと、肌が新しく生まれ変わるまでに1ヶ月以上かかります。肌荒れが続くことなどにより、再生周期が乱れている方だと、もっと早かったり、遅かったりする場合もあります。

皮脂膜が一度壊れてしまうと、修復まで時間がかかってしまうので、手荒れはゆっくりと時間をかけて改善していくことが重要になります。

手や体が乾燥したときに、保湿剤としてワセリンや軟膏を塗っている方も多いかと思います。でも実は、ワセリンは油がベースとなっているので一度塗るとなかなか取れません。多くの軟膏にはベースにワセリンが使われているので、この点では軟膏を塗った場合でも同じです。
洗い流せなかったワセリンが長い間残ったままだと、酸化した油が原因で乾燥したり、雑菌が増えたりする場合があります。

保湿剤を塗ることは、手荒れ予防のためには重要です。しかし、古いものが肌に残ったままにならないよう、しっかりと洗い流すことも大事なポイントです。

洗剤・柔軟剤に対するアレルギー反応

液体洗濯用洗剤

肌が敏感だったり、アレルギー体質だったりする方の場合は、洗剤や柔軟剤が原因で手荒れとなる場合もあります。

しっかりすすいだつもりでも、洗い終わった洗濯ものにはたくさんの洗剤や柔軟剤が残っています。

最近の洗剤には、「すすぎは少なくて大丈夫」とのキャッチコピーで売られているものが多くあります。しかし、優れた製品でもすすぎ回数が少なければ洗剤が残ってしまいます。

特に、ドラム式洗濯機をお使いの方は、洗剤が残ってしまう可能性が高いです。

ドラム式洗濯機は、少ない水で洗濯できることがメリットの一つとしてあげられています。

縦型洗濯機は、大量の水で水流をつくり衣類を揉むようにしてあらいます。一方のドラム式洗濯機は、水を斜めに持ち上げて下へ叩きつけるたたき洗いを行います。

そのため、少ない水量でも十分に汚れを落とせるのです。しかし、水の量が少ないということは、洗剤の濃度が高いということになり、どうしても少ないすすぎ回数では洗剤が残ってしまいます。

洗剤や柔軟剤が洗濯物に残っていると、主成分である界面活性剤によって手が荒れることがあります。界面活性剤には、油分を浮かせて、水に溶かす作用があります。

この作用を使って、衣類についた皮脂や汗を浮かせて落とすのが界面活性剤の役目です。しかし、この界面活性剤が肌に付着すると、同じ作用によって保護バリアである皮脂まで奪ってしまいます。

界面活性剤が多く残っていると、アレルギー反応が出ることもあるので、アレルギー体質の方はより注意が必要となります。

急な温度差でヒートショック現象が

冷えを気にする女性

洗濯を干す時の気温差によってヒートショック現象が起こることもあります。

ヒートショック現象とは、一般的には冬の寒い時期に熱いお風呂に入ることで起こる現象です。

しかし、洗濯を干す時にも、小規模なヒートショックが起こってしまうことがあります。

温かい部屋から寒い屋外に出て洗濯物を干していると、急な温度変化に体がついて行かず、血管の機能が一時的に低下してしまいます。

そして指先まで血流が十分行き渡らないために、手荒れにつながります。

特に、洗濯ものを干す時は濡れた洗濯物に触り続けなくてはなりません。濡れたものを触っていると、そこから熱が奪われて冷えが加速していくのです。

洗濯による手荒れを防ぐ方法

洗濯に疑問を持つ女性

洗濯が原因で手荒れが起こってしまうのを避けるのは難しいです。しかし、少しの対策で、症状を和らげたり、改善することができます。

手荒れ対策の方法について、お伝えします。

洗濯物を干す時はゴム手袋を

ゴム手袋とエプロン

洗濯物の水分や、残留洗剤から指先を守るために、ゴム手袋を着用することは、手軽ですぐに実践できるのでおすすめです。

近年、食器洗いをする時にゴム手袋をする方が増えています。ゴム手袋は水や洗剤を通さないので、強い洗浄力がある洗剤を使っても手荒れを起こしません。

洗濯のときにも、ゴム手袋をして干すことで手荒れの原因から手を守ることができます。

また、手袋をしていることで指先が保温され、温度差によるヒートショック現象も和らげる事ができます。

手洗いで衣類を洗うときも、ゴム手袋は有効です。手洗いでは、洗濯機を使う場合よりも水に触れたり洗剤にふれる時間が増えてしまいます。

ゴム手袋をすることで、手荒れの原因を遠ざけることができます。

すすぎは2回以上がおすすめ

洗濯ばさみと洗濯ネット

洗濯をするときには、洗剤が衣類に残ってしまわないよう、複数回すすぎをすることがおすすめです。

すすぎ1回で良いとされている洗濯洗剤でも、やはり洗剤の成分が残ってしまうことが多くあります。

衣類に洗剤が残ったままだと、その服を着た時に体全体に洗剤の成分が付着してしまいます。残留洗剤は、指先だけでなく体全体の肌荒れにつながる可能性があります。

肌荒れを防ぐためには、できれば2回以上のすすぎをしておくことが重要です。

手荒れ対策におすすめの洗剤

洗濯ばさみと洗濯ネット

洗濯による手荒れを防ぐためには、肌に優しい洗剤を使うことも重要です。

今回は、肌に優しい洗剤のなかでもおすすめの、アラウ洗濯石けんについて説明します。

アラウ洗濯洗剤の特徴

アラウの製品

アラウ洗濯石けんは、無添加の石けんとハーブで作られた、肌に優しい無添加の洗濯洗剤です。

石油系の合成界面活性剤や合成香料、着色料や添加物などが一切加えられていないので、敏感肌の方やアトピー体質の方、赤ちゃんの衣類の洗濯にまで安心して使うことができます。

洗濯洗剤によく含まれている、蛍光剤や漂白剤も含まれていません。

しかし、弱アルカリ性の石けんなので、洗浄力は十分です。皮脂を含む油汚れをしっかりと落としてくれます。

すすぎやすく、負担が少ない

石鹸とミントの葉

アラウは、石鹸を元に作られた洗濯用石けんです。合成界面活性剤が含まれた洗剤などでは、洗った後に手がぬるぬるすることがありますが、それは洗浄成分が肌についたままになっているからだとされています。

石けんを主成分とするアラウは、簡単にすすぐことができ、洗浄成分が肌に残りません。ぬるぬるとした感触が残らず、スッキリ洗い上げることができます。

簡単にすすげることによって、肌への負担が少なくなり、手荒れを改善することができます。

また表皮への負担が少ないことから、肌の弱い小さなお子様や、アトピー体質の方も多く利用しています。洗濯する人にも、洗濯した服を着る人にも優しい洗剤です。

赤ちゃん専用のシリーズも

アラウベビーの商品

アラウは、特に肌が敏感な赤ちゃんのためのシリーズ・アラウベビーシリーズも販売しています。

この商品は、通常のアラウシリーズよりも、さらに徹底してアレルゲン成分を取り除いて作られています。原料は植物性のもの100%で作られているので、赤ちゃんにも安心して使うことができます。

また、アラウベビーシリーズでは、手洗い洗濯のときに起こる肌荒れに対しても配慮がなされています。

赤ちゃん用品は洗濯機で洗うことができず、手洗いで洗うことが多くなります。手洗いをすると、長い時間水に触れていたり、直接洗剤に触れることになるため、肌荒れにつながりやすくなります。

アラウベビーでは、手洗いの際に肌荒れが進行してしまわないよう、保湿効果のあるアロエエキスが配合されています。

保湿成分が含まれていることで、必要以上に皮脂が奪われ、乾燥することを防げます。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
宅配クリーニングの教科書は「むささび式部」が担当しています。宅配クリーニングのホームページを見てはお得で便利なお店を探すのに夢中。すぐ食べ物を服にこぼすので、効果的な洗濯方法も研究中です。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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