洗濯物に花粉が付着しないようにする対策方法とは?おすすめのグッズも説明

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洗濯ものについた花粉

花粉症をお持ちの方にとても悩ましいのが、花粉が飛ぶ季節の洗濯です。

少しでも衣類を外干しすると、取り込みたたんでいる時に、くしゃみが止まらなくなったり、目がかゆくてたまらなくなったりします。

洗濯のときに、簡単にできる花粉対策をお伝えします。

部屋干しして花粉対策

部屋干しされた衣類

洗濯の外干しによる花粉の付着を防ぐために、最も手っ取り早い方法が部屋干しです。外干しでは、どうしても飛散した花粉が付着します。

部屋干しすると、衣類に付着する花粉の量を最低限におさえられます。少し前までは、部屋干しは特有の嫌なにおいのために、避けられる傾向でした。

しかし現在では、さまざまな部屋干しグッズがあります。においを気にせずに、部屋干しで花粉対策できます。

除湿乾燥機を使えばにおいもしない

部屋干しの際に便利な家電は、除湿乾燥機です。除湿機が室内の湿気を取り除くうえ、温風を部屋全体に送ります。においの心配もありません。

乾燥機があると、乾く時間も短くなります。ふだん忙しく、家事にかける時間が少ない方でも安心です。

除湿乾燥機は、花粉飛散の時期だけでなく、台風や梅雨など雨が続く季節にも対応できます。

部屋干しで衣類から嫌なにおいがするのは、服についた雑菌が繁殖するせいです。雑菌は、高温多湿な環境が好みです。締め切った部屋の中で洗濯物を干すと、洗濯ものの湿気と室温で菌が活性化します。

その結果、急激に菌が増えにおいが発生します。花粉の悩みを減らすための部屋干しなのに、新たに生乾き臭に悩んでは意味がありません。

除湿乾燥機を使うと、菌が増える原因の湿気を取り除きながら、手早く衣類を乾かせます。

エアコンの除湿モードも有効

エアコンのスイッチを入れる女性

除湿機が手元にないときは、エアコンの除湿モードもおすすめです。除湿モードは、メーカーや機種によっては、ドライモードという場合もあります。

除湿モードでは、湿った空気を取り込み、乾いた空気を送り込みます。

部屋干し前提の除湿機よりは、効果は落ちます。しかしそのまま部屋干しするよりも、確実に早く乾かせます。

エアコンの除湿モードは、空気の入れ替えと同時に、乾いた空気を送り込みます。部屋に空気の流れができ、洗濯物が乾く時間を短縮できます。

エアコンの吹出口近くに設置できる、部屋干し専用の物干し竿も人気です。

サーキュレーターの利用もおすすめ

部屋干しの様子

部屋干し時に使うと、早く乾き菌の繁殖をおさえるのがサーキュレーターです。

サーキュレーターは、小さなものもあります。安い値段で、簡単に手に入る家電です。

風を送り出す扇風機と、似たような形です。けれどもサーキュレーターは、扇風機とは少し違います。

扇風機は風を直接体に当て、涼感を得るのが目的です。サーキュレーターは、部屋の空気に流れをつくるのが目的です。

扇風機は、できるだけ広範囲に風を送るように工夫しています。サーキュレーターは、できるだけ直線的な送風になるようつくられています。

風を対象に直接当てずに、効果的に空気の流れをつくります。

洗濯物は直接風を当てるよりも、部屋全体に空気の流れがある方が早く乾きます。

サーキュレーターを使えば、洗濯物がはやく乾くだけでなく、冷暖房の効率も高められます。

具体的なイメージは、以下の画像を御覧ください。

サーキュレーターと扇風機の違い

空気の重さは、温度によって違います。

基本的に、

  • 温かい空気は軽いため上に
  • 冷たい空気は重いため下に

という傾向があります。せっかく冷房を入れても、涼しい空気は足元あたりにたまり、暖房を入れれば、暖かい空気は天井近くにとどまります。

サーキュレーターを利用し、部屋全体の空気をかき混ぜると室温を均等にできます。

特に、

  • 暖房をつけているとき:上向きに
  • 冷房をつけているとき:下向きに

サーキュレーターをつけると、部屋の温度が均等になり、冷暖房にかかる電気代の節約にもつながります。

扇風機をサーキュレーター代わりにも

扇風機

サーキュレーターがないなら、扇風機を代わりにできます。

扇風機とサーキュレーターは、

  • 扇風機:広範囲に風を送り体感温度を下げる
  • サーキュレーター:直線的に風を送り室内の空気をかき混ぜる

という目的の違いはありますが、ともに風を送る装置です。

サーキュレーターの代わりに扇風機を使うと、部屋干しでも早く乾かせます。その際は、できる限り首を上方に向けて動かすようにします。

部屋の上部へ風を送り、効率的に室内の空気をかき混ぜます。

エアコンの除湿モードも一緒に使えば、除湿乾燥機に近い効果を得られます。

外干しでも花粉対策できる

青空の下干されているシャツ

花粉対策はしたいけれど、部屋干しはイヤという方も多いです。部屋干しにスペースがたりない、においに耐えられないなど事情はさまざまです。

完全部屋干しと比べると、外干しはどうしても花粉がつく可能性があります。けれどちょっとした工夫で、通常の外干しよりも花粉の付着をおさえられます。

時間や風向きに注意

強い風に耐える家

洗濯物を干す時間帯や、方角の工夫も大切です。天気予報を見て、花粉の多い時間帯や、風下には洗濯物を干さないようにすると、花粉の付着を抑えられます。

一般的に、花粉は朝早くから飛び始め、山間部から少し離れた都心部では、日の高い11時から14時ごろに最も飛散量が増えます。

この時間に洗濯物を干すと、大量の花粉が付着します。早めの時間に干してさっと取り込むか、遅めの時間に干すのがおすすめです。

また、風の強い日の外干しは要注意です。

風が強い日は、飛散量が少ない時間帯でも、一度地面に落ちた花粉がまた舞い上がります。飛散量の多い無風の日よりも、飛散量が少なく風の強い日の方が、洗濯物につく花粉の量が増えるといわれます。

風が強い日には洗濯を控え、風の弱い日にまとめて洗濯するのもおすすめです。

ぬれた洗濯物には花粉がつきやすい

洗濯物を干す女性

花粉には、ぬれたものに付着しやすい傾向があります。ぬれた手で小麦粉にふれるとたくさんつくように、粉末の花粉もぬれたものにくっつきがちです。

ぬれた洗濯物は、とても花粉がつきやすいです。しっかりと脱水して、少しだけ室内で乾かします。仕上げに外干しするなどの工夫で、付着量を減らせます。

洗濯ものをぬれた状態で長時間放置すると、どんどん付着量が増えます。洗濯ものの水分量にも、注意が必要です。

外干しの時間をできるだけ減らすのが重要です。

専用保護ネットを使う方法も

干されたワイシャツ

専用の保護ネットを使って、外干しする方法もあります。花粉対策用の保護ネットの販売があります。

物干し竿全体をネットでおおうと、洗濯ものに直接花粉がつかないようにできます。目の細かいネットで囲えば花粉を通さず、しっかり乾かせます。

時間帯や風向きに関係なく、洗濯物を干せます。外干しはしたいけれど、花粉が気になる方におすすめです。

ネットや部屋干しを駆使しても、花粉の付着が気になる方は、静電気防止スプレーを活用するのもおすすめです。

花粉は静電気によって衣類にくっつくので、防止スプレーを使うことで余分な花粉が付着しません。

私自身も、静電気防止スプレーを使って花粉対策を行っています。私が使用した静電気防止スプレーの詳細と効果に関しては、以下の記事で紹介しています。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
宅配クリーニングの教科書は「むささび式部」が担当しています。宅配クリーニングのホームページを見てはお得で便利なお店を探すのに夢中。すぐ食べ物を服にこぼすので、効果的な洗濯方法も研究中です。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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