フリースに毛玉がついた時の対処法、毛玉ができない洗濯方法や着方とは?

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フリース生地

寒い時期になると、フリース素材の衣類が大活躍します。ふわふわと手触りがよくて温かいフリースは、小さなお子さまから大人まで、多くの方が着用しています。

しかし、フリースは冬服の中でも特に毛玉がつきやすく、見栄えが悪くなりがちです。

フリースに毛玉がついたときの対処法や、毛玉ができる原因、おすすめの宅配クリーニングについてお伝えします。

自宅でできる毛玉のとり方

セーターについた毛玉

冬服に毛玉を発見すると、ついつい手でむしってしまいます。しかしそれでは生地が傷つき、さらに毛玉が増えます。

適切な対処によって、毛玉を増やさず確実に対処できます。

専用ブラシを使って取る

洋服ブラシ

毛玉を取るのに最も適した方法は、専用のブラシを使うことです。毛玉取り専用の洋服ブラシが販売され、1,000~3,000円前後で購入できます。

生地を傷つけずに毛玉を取れるうえ、小さなお子さまでも簡単に使えるので、冬場に一つあると便利なアイテムです。

毛玉取りは、フリースを平らなところに置き、上から下に優しく数回なでるだけで取れていきます。

ただし、あまり力を入れすぎると、毛玉と関係ない繊維が毛羽立ちます。毛羽立った繊維が、将来的に毛玉になってしまうので、あくまでも優しくブラッシングすることが重要です。

毛玉ができた場合だけでなく、ふだんから着用後などにブラッシングしておけば、フリース素材をきれいに長持ちさせられます。

ハサミで目立つ毛玉を切り取る

髪用のはさみ

ブラシ以外にもハサミで取る方法もあります。

工作用の一般的なハサミだと、切れ味がよすぎてほかの繊維まで切り取る可能性があります。おすすめはメイク用の眉バサミです。

眉バサミは皮膚にあてても安全なように、角が丸くなっています。眉バサミなら、誤って毛玉以外の生地に穴を開けません。

はさみでは、目立つ毛玉を一つひとつていねいに根本から切り取ります。ハサミを使うと、摩擦や静電気を抑えられ、ほかの部分の毛羽立ちも避けられます。

この方法では、一度にたくさんの毛玉を取るのは難しいです。少し毛玉ができたときの応急処置におすすめです。

専用の毛玉取り機を使う

毛玉取り機

最近話題を集めているのが、専用の毛玉取り機です。100円ショップが、安くても性能のよい電動毛玉取り機を販売し、よりラクに毛玉を取りたい方に人気です。

電池をセットしてスイッチを入れるだけで、ブラシ部分が自動で動きます。毛玉が気になる部分にあてると、どんどん切り取る便利なグッズです。

実際に使用した方からは、毛玉取りの時間が大幅に減った、ラクだから手軽に始められる、何より100円だから初期投資が少なくてすむ、とよい口コミがたくさんあります。

マメにブラシをかけたり、一つひとつハサミで切るのは面倒と感じる方には、おすすめのアイテムです。

注意点

電動毛玉取り機は、長時間フリース生地にあてると、毛玉ではない部分まで切り取ってしまいます。できるだけ使用は短時間におさえ、一度あてたところには、何度も使用しないようにしてくだい。

どうしても取れない時は宅配クリーニングを

荷物を詰めてスマホを触る女性

どうしても自分で毛玉を取りきれない場合は、宅配クリーニングの利用もおすすめです。

宅配クリーニングとは、宅配業者が自宅まで荷物を引き取り・お届けするクリーニングサービスです。

お店まで服を持っていかずに、自宅で荷物をつめるだけでクリーニング手配が完了するので、日中忙しい方に人気です。コンビニから発送すれば24時間いつでも利用できるのもメリットの一つです。

宅配クリーニングのフロー図

宅配クリーニングの中には、無料で毛玉取りサービスがつくお店もあります。

線維を知り尽くしたプロが、専用の毛玉取リ機でていねいに処理します。服も傷つかず、きれいに毛玉が除去できます。

フリースに、自分ではどうしようもないほど毛玉がついたとき、救世主になるはずです。

フリースに毛玉ができないようにする工夫

フリース素材の服

毛玉ができやすい素材のフリースですが、洗濯の工夫しだいで、毛玉をできにくくもできます。

フリース素材に適した洗濯方法を、ご説明します。

洗う前にブラッシングする

洗う前にブラッシングするだけでも、毛玉の発生をおさえられます。着用後のフリースには、ホコリなどこまかい汚れがたくさんついています。

汚れがついた状態のまま洗濯機に入れると、付着した汚れをもとに毛玉ができる可能性があります。

生地が毛羽立たないように、衣類用のブラシで数回ブラッシングするだけで、大きなホコリやチリは除去できます。

ブラシをかけておくと、洗濯後の手触りもとてもよくなるので、ひと工夫するのがおすすめです。

おしゃれ着用中性洗剤を使う

洗濯用品

フリースの洗濯には、おしゃれ着用の中性洗剤で洗うのがおすすめです。

おしゃれ着用中性洗剤は、一般的な洗濯洗剤と比べ衣類にかかる刺激が少なく、優しく洗い上げ可能です。

フリース素材は、ほかの衣類と比べ毛足が長く、洗濯中に繊維同士がからまったり、静電気が起こったりします。ムダな刺激は避けた方が、毛玉ができる可能性も低くなります。

中性洗剤と一緒に、柔軟剤を使って洗う方法もおすすめです。柔軟剤を使うと、静電気の発生がおさえられ、洗い上がりがふんわりします。

洗濯ネットを使って洗う

洗濯ばさみと洗濯ネット

洗濯時に洗濯ネットを使うのもおすすめの方法です。洗濯ネットは、洗濯機の中でフリースが必要以上に動き回るのをおさえます。

洗濯機の中で動きすぎると、摩擦から毛玉ができやすくなります。ネットを使えば、ほかの衣類から出た糸くずなどを巻き込まず、毛玉の原因にはなりません。

洗濯ネットは、フリースを入れても、少し余裕があるくらいのサイズを使用してください。大きすぎると、ネットを使っても、その中でフリースが動き回ります。

また、逆に小さすぎても洗濯液が全体に十分に行き渡らず、汚れが残ってしまうのでおすすめできません。

衣類に適したサイズのネットを使用してください。また、できるだけ目のこまかいネットのほうが、毛玉をおさえるには向いています。

仕上げのブラッシングで繊維のからまりを取る

衣類を洗濯する女性

洗濯後の仕上げ段階でも、ブラッシングすると、さらにフリースの肌触りをよくできます。

フリースはどうしても毛が長いので、繊維同士が絡まりがちです。そのからまった繊維が毛玉になり、ゴワゴワの原因にもなります。

こまめなブラッシングだけでも、購入時のふわふわとした感触を維持できます。

からまりを確実に取るために、さまざまな方向からブラッシングします。全体的になめらかにブラシが通るようになったら、上から下に向かってブラシをかけ毛並みを整えれば完成です。

フリースに毛玉ができる原因と、毛玉ができない着方

疑問を持つ女性

衣服に毛玉ができる原因は、大きくわけて、摩擦と静電気といわれます。

摩擦と静電気が起こらないように工夫して着用すると、フリースに毛玉ができにくくなります。

摩擦と静電気が毛玉の原因

衣類着用中には、さまざまなものとこすれて摩擦が発生します。たとえば、袖部分が机とこすれたり、背中部分が椅子の背もたれと接したりします。

摩擦がおこると、衣類の繊維が毛羽立ちます。毛羽立った繊維が互いにからまり合い、毛玉ができてしまいます。

毛玉が気になるからとむしり取ると、さらに摩擦や毛羽立ちが進み、次の毛玉の原因になります。

また、静電気が起こると、毛羽立った繊維を丸めます。ほんの少し毛羽立った繊維が、静電気で集まり固まって、毛玉になります。

冬物の衣類は、どれも静電気が起こりやすいものばかりです。特に、フリースはほとんどがポリエステル素材です。

ポリエステルなど化学繊維は、ウールやカシミヤなどの天然繊維よりも静電気が起こりやすい性質があるので要注意です。

フリースに毛玉ができないようにする着方

マフラーを巻いた女性

着方ひとつ変えるだけでも、フリースの毛玉発生をおさえられます。

毛玉の原因は、摩擦と静電気です。これらが起こりにくい環境にするだけで、毛玉はできにくくなります。

たとえば、

  • カバンをリュックサックからショルダーバッグに変える
  • 静電気防止スプレーを使う
  • 天然素材の肌着を着る
  • 自分のサイズにあったフリースを着る
  • 毎日同じものを着ない

などがあげられます。

カバンは、思っているよりも衣服とこすれます。リュックサックは、特に体と接す面積が広く、背中全体に摩擦が起こります。

毛玉が気になるなら、リュックサックからショルダーバッグなどに変えたほうが摩擦が起こる面積を減らせます。ショルダーバッグも片側の肩にばかりかけず、左右均等に持つのがおすすめです。

静電気防止スプレーという方法もあります。市販の静電気防止スプレーをさっとふりかけるだけで、静電気が起こりにくくなり毛玉を抑えられます。

また、フリースの下の肌着には、できるだけ摩擦の少ない天然素材を選ぶのも重要です。綿製やウール製を選ぶと、フリースが必要以上にこすれません。

フリースのサイズも要注意です。大きすぎると、余った生地同士がどうしても触れ合い、毛玉になります。

毎日同じものばかり着ないで、ローテーションにするのも重要です。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
宅配クリーニングの教科書は「むささび式部」が担当しています。宅配クリーニングのホームページを見てはお得で便利なお店を探すのに夢中。すぐ食べ物を服にこぼすので、効果的な洗濯方法も研究中です。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

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