【実験】リネットの花粉ガード加工は、本当に花粉の付着を防げるか
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花粉症持ちの私としては、春の季節の洗濯はとても大変です。
天気の良い日に、洗濯物を外に干そうものなら、取り込んだときに目や鼻のかゆみが止まらなくなります。
洗濯のときだけでなく、外から帰ってきたあとも、服に付着した花粉を吸い込んで鼻水が止まらなくなることもあります。
少しでも衣類に花粉がつくことで起こる症状を軽くできないか、と思って見つけたのが、リネットの花粉ガード加工です。
リネットとは、宅配クリーニング最大手の企業で、安い値段で室の良いクリーニングを利用できます。荷物のやり取りは宅配便で行うので、全ての手続きが自宅で簡潔します。
リネットのクリーニングには様々なオプション加工があり、自由に追加ができます。今回はそのなかの、花粉ガード加工を利用しました。
ただ利用するだけでは、どれほど効果があるかわからないので、簡単な実験も行いました。実験の概要を簡単に説明すると、
- 同じTシャツを2枚用意し、うち1枚のみ花粉ガード加工をする
- スギ花粉と同じ大きさの粉末を2枚にかける
- 2枚を同じ回数手ではたき、粉末がどれぐらい落ちるか確認する
となります。
実験の結果、リネットの花粉ガード加工は、十分花粉の付着をおさえられることがわかりました。
実験の様子と結果、リネット花粉ガード加工の利用方法について説明します。
花粉ガード加工効果の実験
今回の実験で、私が用意したのは全く同じTシャツ2枚です。ユニクロのコットンフライスクルーネックT(ネイビー)を2つ購入しました。
写真の撮り方によって黒く見えるものもありますが、全て同じTシャツを使用しています。
どちらも購入してから一度も洗濯・着用をしていません。花粉ガード加工をしたもののみ、リネットでクリーニングを行っています。
また、花粉の代わりとしてTシャツにかけたのは片栗粉です。今回片栗粉を使った理由は、花粉と粒子の大きさが近いからです。
スギ花粉の大きさは30~40μmと言われています。1000分の30~40mmです。一方、片栗粉の粒子の大きさは、約50μmと言われています。
多少の差はありますが、粒子が小さすぎる小麦粉やコーンスターチと比べると、片栗粉が一番大きさが近かったのです。
片栗粉をTシャツに塗った結果
上の画像は片栗粉を塗る前に、Tシャツを横に並べたものです。右のタグがついてある方が、リネットで花粉ガード加工をしたものです。
タグは、下の画像のようなものがついていました。花粉ガード加工を施したものと、裾部分にあったシミを無料で除去したことが明記されています。
このTシャツ2枚に、片栗粉をかけていきます。片栗粉は、小さじの半分、2.5グラムを測って2枚の胸の辺りにのせました。
この片栗粉を、繊維の奥まで入り込むように、手を使って塗り伸ばします。念入りに塗り伸ばすと、以下のようになりました。
白い輪がかなり広がっています。この状態のまま、2枚のTシャツを5回ずつ手ではたきました。手ではたくだけで、花粉に見立てた片栗粉がどこまで落ちるかを調べたのです。
その結果が以下の画像です。
左側の、花粉ガード加工をしていない方は、胸のあたりに白い跡が残っています。が、右の花粉ガード加工をした方のTシャツは、白い部分がほとんどありません。
アップ画像を見ると、さらに一目瞭然です。私が想像していた以上に効果があったので、とても驚きました。
リネットの花粉ガード加工は、十分花粉を除去する効果がある。
花粉ガード加工の賢い使い方
花粉ガード加工を賢く使うためには、この加工の特徴を十分に知っておく必要があります。
実際に利用した私が感じた、知っておくべき特徴として、以下の3点があります。
- 生地の質感が若干変わる
- 多少生地が縮む
- 洗濯するごとに効果は薄れる
生地の質感が若干変わる
花粉ガード加工をしたTシャツと、していないTシャツを比べてみると、若干肌触りが違っていました。
加工をした方のTシャツは、少しサラサラ、つるつるします。これは、花粉がつきにくいように、生地をコーティングしたことが原因だと思います。
表面をつるつるにすることで、花粉が引っかかることを防ぐのです。
そのため、コットン特有のやわらかさは少し失われていたように感じます。花粉ガード加工をするなら、インナー類にするのではなく、コートやジャケットなど、アウター類にした方がよいと思います。
生地が縮む
花粉ガード加工の最大のデメリットは、生地が縮みやすいことです。上の画像は、花粉ガード加工をしたTシャツと、していないTシャツを重ねて置いたものです。
上に置いた花粉ガード加工をしたTシャツの方が、2~3センチ程度縮んでいるのがわかります。ここまで差が出たのには、縮みやすい素材のTシャツを加工したことも大きいと思います。
長さや大きさが全体的に変わるので、体にピッタリ合うデザインの衣類にはあまりおすすめできないと感じました。
アウターなど縮みにくい素材でできたものを加工する、少し大きめのサイズのものを加工する、などの工夫が必要です。
花粉ガード加工は、衣類が縮みやすい。アウターなど縮みにくいものを加工するか、大きめサイズのものを加工するなどの工夫が大事。
洗濯とともに効果が落ちる
花粉ガード加工を利用後、何回かTシャツを着用・洗濯しました。洗濯を何回もしていくと、少しずつ生地の質感が元に戻っていると感じます。
表面のつるつるした肌触りから、元の柔らかさに戻っているようです。
花粉ガード加工は、一生モノの加工ではありません。段々と効果がなくなっていきます。効果を持続させたいのであれば、年に一度は加工し直すことが重要だと思います。
花粉ガード加工の効果は永続しない。年に一度は加工し直すことが必要。
花粉ガード加工の利用方法
リネットは、スマホやパソコンから注文できる宅配クリーニングです。
便利なスマホアプリがあり、どこにいてもクリーニングを簡単に注文できます。注文したあとは、自宅でクリーニングした衣類を梱包するだけなので、お店に持ち込む手間はかかりません。
今回、私はアプリから注文を行いました。アプリから注文するときは、オプション追加の仕方が少し分かりづらいので、実際の画面をお見せしながら解説します。
まずアプリを起動するとメインメニューが表示されます。下にある「クリーニングに出す」ボタンをタップします。
続いて、衣類を預ける日と受け取る日を選択します。
このとき、左下に○を3つ並べたマークのボタンが出現します。このボタンを押すと、
上の画像のように、詳細なメニューが表示されます。このメニューの一番上の、オプション加工を選んでタップします。
すると、このようなオプション追加メニューが表示されます。私が利用したときは、DXコースと冬のニオイケアコースのみ専用ページがありました。
今回利用したいのは、専用ページがある2つのコースではないので、選びません。下の、「一着ずつ指定する」と書かれたボタンをタップします。
すると、詳しいオプション内容が表示されます。その中から好きなものを選び、下のテキストボックスのなかに自分で入力します。
私はTシャツ1枚だけをクリーニングしたので、衣類の種類を指定せず、「花粉ガード加工」とのみ入力しました。
が、複数の衣類をクリーニングする場合は、
「コートのみ花粉ガード加工」「コートは花粉ガード加工、ワイシャツはノリ固め」など、個別に指定をすることも可能です。
花粉ガード加工を利用したまとめ
今回は、Tシャツにリネットの花粉ガード加工をして、効果を確認しました。
結論を言うと、花粉ガード加工には十分な効果があり、花粉症の私にとってとてもありがたいサービスだと感じました。
今後も使い続けたいサービスの1つです。
花粉ガード加工は有料オプションのうちの1つですが、リネットには無料のサービスも数多くあります。
なかでも特に人気なのが、無料のシミ抜きや毛玉取りです。
以下の記事で、私が実際にリネットの無料サービスの効果を試したときのことをまとめているので、よければ参考にしてください。
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