バレエのレオタードの洗濯方法、洗濯機でも洗える?おすすめのお手入れ方法を解説
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お子様が習い事としてバレエを習っている方や、ご自身がバレエを習う大人の方が増えてきています。
バレエをする上で大変なのがレオタードをはじめ、バレエ用品のお手入れです。
私自身、以前バレエを習っていましたが、バレエにはレオタードやスカート、タイツなど様々なアイテムが必要となります。特にレオタードなど直接体に触れるものは、汗をかくので毎回洗う必要があります。
そこで多くの方が疑問に感じるのが、レオタードは洗濯機で洗っていいのかという点です。レオタードなどのバレエ用品のケア方法について説明します。
目次
レオタードの多くは洗濯機で洗える
バレエを習うときに着用するレオタードは、一回のレッスンだけでもたくさん汗をすってしまいます。レッスンの度に洗濯をして、清潔な状態を保たなくてはなりません。
ほとんどのレオタードは洗濯機で洗えます。しかし、注意するべきポイントもあります。
レオタードは裏返してネットに入れる
レオタードを洗濯機で洗うときに、何の対策もせずにそのまま放り込んでしまうと、生地が色落ちしたり、縮んでしまったりします。
洗濯機で洗うときに、最もダメージを減らせる方法は、洗濯ネットを利用することです。レオタードを裏返し、ネットに入れてから通常通り洗濯します。
そもそも、洗濯しているときに色落ちや縮みが起こってしまう原因は、他の衣類との摩擦が関係しています。
洗濯機は、洗濯槽の中で水流を作り、衣類どうしをぶつけ合って洗う「揉み洗い」という方法を使っています。ぶつかり合うと、摩擦がおこり、衣類を染めている染料が溶け出してしまって色落ちしてしまいます。
摩擦のせいで、繊維どうしの絡まりが強くなると縮みにもつながります。
また、色落ちの原因は洗濯機での脱水が関係していることもあります。洗濯槽をぐるぐる回転させて遠心力で水を取り払うのが脱水の工程です。遠心力で、水と一緒に染料が他の衣類に飛び散ってしまう場合があります。
その場合は、衣類が色落ちしてしまうだけでなく、他の衣類に色移りしてしまう可能性があります。レオタードだけでなくたくさんの服が台無しになってしまうので注意が必要です。
摩擦を減らしたり、染料が飛び散るのを防ぐためには、目の細かい洗濯ネットを使用するのが必要です。洗濯ネットを使うと、他の衣類との摩擦を防げます。
事前に裏返しておき、色の濃い面を内側にしておくと、色落ちをおさえられるのです。
洗濯機でレオタードを洗う時の手順としては、
- レオタードを裏返す
- 洗濯ネットにレオタードを入れる
- 通常通り洗濯する
- 洗濯後、ネットから取り出し元の形に戻す
- 日陰に平干しする
となります。
洗濯ネットを使って洗った後、ネットから取り出して元通りになるようもう一度裏返します。そして形を整えて平干しします。
レオタードは伸縮性のある素材で作られているので、洗濯ばさみなどで吊り下げるように干してしまうと、型崩れの原因になります。
形を整えた状態で平干しすると、キレイな状態を長く保てます。平干しが難しい場合は、ニット用の平干し専用ハンガーの利用がおすすめです。
最近では、100円ショップでも販売されているので、費用も安くおさえて手に入れられます。
また、レオタードを洗濯する時に注意して欲しいのが、直射日光があたらない日陰に干すことです。レオタードの生地は熱に弱いものが多いので、できれば風通しの良い場所で陰干ししてください。
もし可能であれば、脱水もご自身でした方が長持ちするとされています。洗濯機での脱水は、遠心力によって水分を飛ばすので、生地に負担がかかります。
特に、レオタードのような伸びやすい生地はダメージが大きくなる可能性があります。洗濯機の利用は、洗い・すすぎの工程までで止め、脱水は大きなバスタオルでレオタードを包んで水分を拭き取る方法がおすすめです。
レオタードを洗濯機で洗濯するときは、乾燥機の使用は控えます。
熱に弱く、伸縮性の高い素材で作られているレオタードは、乾燥機を使うと縮んでしまう可能性が非常に高いです。
洗濯機で洗えないレオタードの洗い方
多くのレオタードは洗濯機でも洗えますが、一部洗濯機の使用をおすすめできないものもあります。
- デリケートな素材が使われている
- ラインストーン・レースなど装飾がついている
デリケートな素材が使われているレオタードは、洗濯表示に洗濯機の使用が不可と表記されているものがあります。縮んでしまったり、型崩れしてしまう可能性があるので、洗濯機の使用は控えます。
また、ラインストーンやレースなどがついているものも、洗濯機を使うと、傷んでしまう場合があります。
特にラインストーン・スパンコールなどの硬い装飾がついているものは、他の衣類に引っかかってほつれさせてしまったり、洗濯機に傷をつけてしまうこともあります。
レオタードに最初からスカートがついているものも要注意です。
洗濯機で洗えないレオタードは、手洗いで洗濯するのがおすすめです。
レオタードの手洗い方法は以下の通りとなります。
- 洗濯おけなどにぬるま湯(30度前後)おしゃれ着用中性洗剤を入れる
- レオタードをぬるま湯にひたし、10~20回押し洗いをする
- 新しく用意したぬるま湯で押し洗いをするようにすすぐ
- バスタオルに挟んで脱水する
- 日陰に平干しする
洗剤は、おしゃれ着などデリケートな衣類を洗うとき専用の、中性洗剤を使うことがおすすめです。花王が販売している「エマール」や、ライオンが販売している「アクロン」が有名です。
おしゃれ着用中性洗剤は、洗浄力が強すぎず、繊維への負担が少ないので、レオタードを洗う時に向いています。レオタードは洗濯機で洗うという方も、洗剤だけはおしゃれ着用洗剤を使っている方もいます。
手洗いをするときは、30度前後のぬるま湯を使って洗います。温度が高すぎると、繊維は縮みやすくなってしまうので、水温が上がりすぎないよう注意して下さい。
レオタードを洗濯液にひたしたら、浮かせたり沈めたりを繰り返す押し洗いをします。生地をこすり合わせたり、揉むようにして洗うと傷みの原因になります。優しく押し洗いを10~20回行います。
洗いが終わったら、ぬるま湯を汲みなおし、もう一度押し洗をしてすすいでいきます。お湯が濁らなくなったら、バスタオルにつつんで水分を拭き取り、形を整えてから陰干しします。
漂白剤は色落ちの原因に
洗濯機を使う場合も、手洗いをする場合も、注意していただきたいのは漂白剤を使用しないことです。
漂白剤は、衣類の白さを保つために重要な洗濯アイテムですが、レオタードを洗う時に使用してしまうと色落ちの原因になります。
特に、洗濯機を使って他の衣類とまとめて洗っている場合、ついいつも通りに漂白剤を入れてしまう可能性が高いです。
レオタードが色落ちしてしまうと、まだら模様になったり、他の衣類に色がうつってしまう場合があるので注意が必要です。
レオタード以外のバレエ用品のケア方法
バレエには、レオタード以外にもたくさん必要なアイテムがあります。タイツは直接肌に触れるものですし、スカートもレッスンの度に使用します。
レオタード以外のバレエ用品のお手入れの方法について説明します。
タイツは色移りに注意
バレエの練習に欠かせないタイツも、色移りしやすい素材なので注意が必要です。
バレエのタイツは、肌の色に近い色、あるいはさらに白い色をしているのが一般的です。色の薄いタイツは、色の濃い衣類と一緒に洗うと、染料が移り、くすみがかった色になってしまいます。
色の濃いものと一緒に洗うのではなく、近い白いものと一緒に洗うように心がけます。
洗濯ネットを使うとより色移りを防げます。
スカートはシワに注意
レオタードと一緒に着用するスカートも洗濯機で洗えます。傷みが少なくなるようネットを使用して洗濯します。
ただ、レオタード同様デリケートな素材でできているので、手洗いの方がダメージは少なくて済みます。
もし、レオタードを手洗いするのであれば、スカートもついでに洗うと手間が省けます。
スカートは、洗い方も重要ですが、干す時にも注意点があります。
スカートはレオタードやタイツに比べてシワができやすい素材で作られています。干すときには、シワができないように広げて干すことがポイントです。
レオタードやタイツよりも、乾きやすいので、短い時間で乾かせます。
バレエ用品にアイロンは要注意
レオタードやスカートなどのバレエ用品は、熱に弱いため乾燥機を使うと縮んでしまいます。
それと同じ原理で、アイロンを当てても縮んでしまったり、傷んでしまったりします。最悪の場合、熱に耐えきれずに穴が開いてしまうこともあるので、使用は控えます。
どうしても気になるシワがある場合は、厚めの当て布を使用し、長時間アイロンの熱が当たらないようにします。ただし、それもどうしようもない場合の最終手段として使い、できるだけアイロンの使用は避けるようにします。
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