ジェルボール洗剤が本当に溶け残るのか実験した結果、スプレータイプとの比較も

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アリエールのジェルボール洗剤

ジェルボール洗剤とは、ジェル状の洗剤をフィルムで包んだ固形の洗濯洗剤です。

つまんで洗濯機に入れるだけで、洗剤を入れられるので、家事にかかる時間を短縮できる便利なグッズです。

私は、今までジェルボール洗剤を使ったことがありませんでした。しかし、実際に使った知り合いからの口コミや、ネットの評判によると「ジェルボール洗剤は、洗濯機の中で溶け残りやすい」といった意見がありました。

また、私自身が最近スプレータイプの洗剤を使っており、そちらがとても便利だと感じていました。

ふと、「ジェルボール洗剤とスプレータイプってどちらの方が便利なんだろう。」と疑問が頭をよぎりました。

そこで、普段スプレータイプの洗剤を使う私が、ジェルボール洗剤を実際に試し、メリットやデメリットをまとめました。

ジェルボール洗剤を水につける実験も行い、「溶けにくい」という口コミが本当かどうかも検証しました。

今回使用した洗剤

私が使用した洗剤は、アリエールパワージェルボール3DアタックZERO ワンハンドプッシュです。

2つの洗剤の共通点は、

  • 手軽に使えて、計量の手間がかからない
  • 殺菌効果が高い
  • 衣類のメンテナンス効果がある

の3点です。

正直な感想としては、洗剤としての効能はどちらもほとんど変わらないと思います。

どちらもきれいに汚れが落ち、嫌なにおいが残ることもありませんでした。

衣類のメンテナンス効果は、目に見えて変化があったわけではありません。ただし、洗濯したあとの生地が伸びたり、毛玉がたくさんできたりはしませんでした。

この2つの商品の、最大のメリットは「洗濯を楽にできること」だと思います。洗濯物の量を見て、洗剤を測って入れて…といった洗濯にかかる手間が確実に少なくなります。

実を言うと、私は洗濯が苦手です。特に、忙しいときや寒い冬の日の洗濯は大嫌いです。少しでも、簡単で手早く洗濯できたら良いのになとずっと思ってきました。

ジェルボール洗剤や、スプレー型洗剤は、私のような洗濯苦手な人を救ってくれるアイテムだと感じました。

ジェルボールを使った洗濯方法

ジェルボール洗剤

ジェルボール洗剤は、上記の画像のように、ジェル洗剤がフィルムで包まれた状態で、箱に入っています。

この洗剤を使って洗濯をするとき、最も重要なのは「衣類の一番下に入れること」です。

通常、洗濯洗剤は、衣類を入れた上からふりかけたり、専用の投入口に入れます。入れる順番は「衣類から洗剤」です。

しかし、ジェルボールの場合は、投入する順番が逆になります。これを間違えると、洗濯で失敗する可能が高まります。

ジェルボール洗剤を使う時の注意点を解説します。

衣類の下に入れる

ジェルボール洗剤の蓋

個人的な意見として、ネットや知人の口コミにおける「ジェルボール洗剤は溶け残りやすい」という意見は、ほとんどが正しく使えていないのが原因だと思います。

私が購入したアリエールの容器には、洗濯槽の一番底に入れて使うように説明がありました。

ジェルボール洗剤は、フィルムに洗剤が包まれた状態なので、洗剤が溶け出すまでに時間がかかります。洗濯槽の底にジェルボールを入れておけば、水に浸かる時間が長くなり、洗剤が溶け出しやすくなります。

一方、ジェルボール洗剤を衣類の上に入れると、水に浸かるまでに時間がかかります。最悪の場合、洗剤がまったく溶け出していない状態で、洗いの工程が始まります。

正しく洗濯槽の底に洗剤を入れていないのが、ジェルボール洗剤が溶け残る現象の原因だと思います。

実際にジェルボール洗剤がどれくらいのスピードで溶けたか実験した様子は、のちほど詳しく紹介します。

ちなみに、私が洗濯槽の一番下にジェルボール洗剤を入れて洗濯したところ、溶け残りは一切ありませんでした。フィルムの溶け残りもありませんでした。

洗濯物の汚れもきれいに落ちましたし、いい香りが全ての洗濯物から香りました。正しい使い方さえすれば、失敗することはないと思います。

濡れた手で触らない

実際にジェルボール洗剤を使うときに気をつけたのが、濡れた手で触らないようにすることです。

ジェルボール洗剤は、水で溶けるフィルムに包まれています。触った感じは、薬を包むオブラートとよく似ています。

乾いた手で触る分には、ぷにぷにした感触で癒やされます。しかし、すこしでも手に水分が残った状態だと、フィルムが溶け出してヌルヌルします。

手が濡れた状態で触り続けると、フィルムが破れて中の洗剤が漏れ出てきました。洗濯槽に入れる前に、濡れた手で触ると、中身が漏れる可能性が高いです。

また、濡れた手を洗剤の容器に入れると、複数のジェルボールのフィルムが溶けた状態でくっつきます。複数のジェルボールが使えなくなるリスクがあります。

ジェルボール洗剤を使うときは、必ず手の水分を拭き取ってからにしてください。

たとえ、乾いた手で触ったとしても、爪など尖ったものが刺さるとフィルムが破れる可能性があります。

実際、私が爪を立てるようにジェルボール洗剤を握ったところ、フィルムが破れて中身が漏れ出てきました。

湿気と同様に、暑さでもフィルムが溶けるので、夏の窓辺や車の中にはご注意ください。

小さい子どもの目の前に置かない

ジェルボール洗剤は、カラフルで可愛らしい見た目をしています。触った感触もぷにぷにしていて、ゼリーやグミのようです。

小さいお子さまからすれば、美味しいお菓子のように見えます。最悪、口に入れてしまうかもしれません。

口の中の水分に反応して、なめるだけでもフィルムが溶け出し、洗剤が口のなかに流れてくる可能性があります。

洗剤の管理をするときは、お子さまの目につかない場所に置くことが大切です。

ジェルボール洗剤の溶け方検証実験

水に入れる前のジェルボール洗剤

ジェルボール洗剤を水の中に浮かべて、どれぐらいの時間で溶けきるのか実験しました。

実験方法は、

  1. 洗面台に、できるだけ多くの水をためる。
  2. 手で水をかき混ぜ、水流を作る
  3. 洗剤がどれだけで溶け切るか計測する

です。

今回は、水道水そのままの温度で実験しました。ぬるま湯や残り湯を使った場合、もっと早く溶けると思います。

水流は、1秒に1回転するくらいのスピードです。時計回りや反時計回りを組み合わせ、できるだけ洗濯機に近い状態を目指しました。

「洗剤がとけきった」状態とは、ジェル状の洗剤がフィルムから漏れ出た状態ではなく、フィルムまで完全に溶けた状態をさします。

まず、水をためてジェルボール洗剤を入れます。水の流れを作ってかきまぜたところ、最初の1分くらいは、何の変化もありませんでした。

2分半ほど経って、フィルムの一部が破れ、中から色のついた洗剤が漏れ出てきました。2分半ごろの洗剤の様子が、以下の画像です。

2分後の洗剤

フィルムが完全に溶け切ったのは、3分半~4分ほど経ったころです。

画像を見てみると、水が淡い青に染まり、泡立っています。

溶け切ったジェルボール洗剤

結果、ジェルボール洗剤は4分あれば完全に溶けることがわかりました。確かに、粉末洗剤や、液体洗剤と比べると、溶けるまでに時間がかかります。

フィルムが思った以上に頑丈で、水をかき混ぜる私の手と何度かぶつかってようやく破れました。

水や衣類との接触が少ない、洗濯槽の一番上にジェルボール洗剤を置いた場合、なかなか溶けないだろうなと実感しました。

ジェルボール洗剤が、水に溶け切るのにかかる時間は約4分。ただし、十分な水や衣類との接触がなければ、溶けるまでにかかる時間はさらに伸びる。

スプレータイプの洗剤との比較

普段、スプレータイプの洗剤を使う私が、初めてジェルボールタイプの洗剤を使ってみて、2つの洗剤の差について考えてみました。

特に大きな違いがあると感じた点は、

  • 使用量の調節ができるかどうか

だと思います。

そのほかにも、、ジェルボールタイプの洗剤は、スプレータイプよりも時短効果が高いとも感じました。

それぞれのメリットとデメリットを表にまとめました。

メリット デメリット
ジェルボール 計量の必要がない 使い方が特殊
スプレー 使用量の調節が簡単 計量する必要がある

ジェルボールタイプは、固形の洗剤を一つ手にとって洗濯機に入れるだけでよいのが大きなメリットです。洗剤の量を測らなくてもよいので、時短効果は大きいと思います。

洗剤が垂れて周囲を汚す恐れがないのも、よかったです。

一方で、従来の洗剤の使い方と違うので、慣れないうちは使いにくいかもしれません。そのほか、使用量の調節ができないので、少量の洗濯や、つけ置き洗いには向きません。

スプレータイプは、自分で使用量を調節する必要がありますが、片手でプッシュするだけなので簡単です。洗濯物の量に合わせて好きな量を入れられるのもメリットです。

まとめ

ジェルボールタイプの洗濯洗剤は、正しい使い方さえすれば溶け残ることはありませんでした。

  • 洗濯槽の底に入れる
  • 乾いた手で触れる

の2点さえ徹底すれば、失敗することもないです。

スプレータイプとの使用感の差ですが、結局はその人が洗剤に何を求めるかによって、好みが分かれるかと思います。

ジェルボール洗剤が合う人は、洗濯作業を短縮することを最優先に考える人だと感じました。

ボールをつまんで入れ、上から衣類を入れて、洗濯機のスイッチを押すだけなので、他のどの洗剤よりも手間がかかりません。

朝の忙しい時間を少しでも節約したい方におすすめの洗剤です。

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
宅配クリーニングの教科書は「むささび式部」が担当しています。宅配クリーニングのホームページを見てはお得で便利なお店を探すのに夢中。すぐ食べ物を服にこぼすので、効果的な洗濯方法も研究中です。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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