ムートンブーツのお手入れ方法、雨に濡れてしまった時の対処法
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寒い冬に一足あると便利なくつがムートンブーツです。保温性が高く、足元を冷えから守ってくれます。
羊の毛皮の裏側を加工したもので、熱を逃さず機能性も高く、独特の肌触りや風合いが人気です。しかし天然繊維である分、メンテナンスが難しく、シミや汚れが付着しやすい特徴があります。
ムートンブーツのお手入れ方法について、詳しく説明します。
目次
毎日できるムートンブーツのお手入れ方法
ムートンブーツを長持ちさせるには、はく度に簡単なお手入れをするのが重要です。
外出して付着した汚れやダメージを、その日のうちに取り除くだけでも、シミや傷となる可能性が低くなります。
買ったらすぐに防水スプレーを
ムートンブーツを購入したら、はく前に防水スプレーを吹きかけるのがおすすめです。
ムートンブーツの汚れの多くは、雨や泥などの水分を多く含んでいます。防水スプレーをしておくと、水分が生地にはじかれ、シミの発生をおさえます。
防水スプレーは生地表面をコーティングするので、雨や雪など、泥以外の汚れも付着しにくくなります。チリやホコリもすぐ落とせるようになって、お手入れが楽になるのでおすすめです。
スプレーを吹きかける量や回数も、ひと工夫するとより効果が高くなります。
ほとんどの人は、一回に使用する防水スプレーの量が少なく、十分に効果が出ない状態のままはいています。
メーカーごとに必要な量は違うので、お手持ちのスプレーの説明を読んで正しい量での使用がポイントです。
防水スプレーの効果は、やがて落ちてきます。定期的にかけ直すと、撥水効果を持続できます。
スプレーを再度かけるときは、事前にブラッシングなどして、付着した砂やほこりを払い落としてからにしてください。
汚れがついたままスプレーをかけても、効果が出ない場合があります。
帰宅したら軽くブラッシングを
ムートンブーツにできる最も簡単なお手入れ方法に、ブラッシングがあります。ブラッシングをしてあげると、日々の細かな汚れがおち、付着したまま固まってシミになるのを防ぎます。
さっとなでるようにブラッシングするだけでよいので、1足あたり1分もかかりません。
一般的なブラシは、毛が硬くて傷んでしまうこともあります。おすすめは、馬毛などの天然繊維で作られたブラシです。シューズブラシとして、さまざまな商品が販売されています。
革靴などにもそのまま使えるので、一つあるといろんな靴のお手入れができます。
帰宅してムートンブーツを脱いだら、毛の流れに沿うように優しく数回なでます。
ブラシは毛が短めのほうが、軽いタッチでブラッシングでき、とても簡単なのでおすすめです。
一度履いたらしっかりと陰干しを
ムートンブーツは保温性が高い一方で、湿気を逃しにくい特徴もあります。ブーツをはいていると、寒い時期でも足先に汗をかき、湿気が残りやすくなってしまいます。
はいた後に湿気のケアをしないと、雑菌が増えてしまったり、カビが生えてしまったりします。
それらを防ぐために重要なのが着用後の陰干しです。陰干しをしてしっかりと湿気を飛ばし、カビの発生を防ぎます。
できれば連続してはくのは避けて、ブーツを休ませるようにしてください。
陰干し時に、乾燥剤を一緒にいれておくのもおすすめです。
ブーツの中を乾燥させておかないと、菌やカビだけでなく、においの原因にもなります。
においが気になるからと、消臭スプレーを使用しても、スプレーの水分が乾かないうちに着用すると、においが悪化してしまうかもしれません。
消臭スプレーのあとも油断しないで、しっかりと乾かすようにしてください。
早く乾燥させたいからと、ドライヤーなどで無理やり乾かすのは厳禁です。
ムートンブーツの素材は、非常に繊細です。ドライヤーや乾燥機の熱は、負担がかかります。生地が急速に劣化してしまうので、必ず自然乾燥させます。
ムートンブーツが濡れた時の対処法
ムートンブーツのトラブルで特に大変なのが、雨や雪で濡れた場面です。天然素材のムートンブーツは、濡れたまま放置してしまうと、シミになりずっと跡が残ってしまいます。
一度の雨で、ブーツそのものがだめになる可能性もあるため、水分には細心の注意が必要です。
しかし、あまりに神経質にならなくても、濡れたらすぐ対処すれば、跡も残りません。
ムートンブーツが濡れたときの対処法について、お伝えします。
濡れタオルで汚れを拭き取る
雨や雪などでムートンブーツが濡れてしまったら、濡らしたタオルで汚れを拭き取ります。
ムートンブーツには水分が大敵なのに、なぜ濡れタオルを使うかというと、湿らせたタオルに汚れを移すためです。
雨や雪などは、泥や大気中の汚れをたくさん含んでいます。濡れタオルを使って、その汚れをきれいに拭き取ります。
しっかりと拭き取ると、あとからシミにもならずに、長くはき続けられます。
具体的な方法としては、
- 濡れタオルを用意する
- タオルを濡らしてできるだけ固く絞る
- よく濡れてたところから拭いていく
- 優しい力で、ブーツを全体的に湿らせていく
となります。
タオルはゴシゴシと力いっぱいこすらずに、上からポンポンと叩くようにします。
ブーツに全体的に水分を染み込ませ乾かすと、乾燥後のムラがなく、雨が染み込んだところが悪目立ちしません。
ちょうどよいタオルがなくても、スポンジなどで代用できます。
形を整えて乾燥させる
水拭きしたあとは、形を整えてしっかりと乾かします。
直射日光の当たらない、風通しのよい場所で水分を飛ばしていきます。ムートンブーツが濡れてしまうと、焦って急ぎがちですが、1~2日ほどかけてじっくり乾かすのが重要です。
水分が中まで染み込んでいたら、新聞紙などを丸めて入れておくと、形も整えられるうえに、水分を吸収するのでおすすめです。
ドライヤーや乾燥機は使わずに、自然乾燥するようにしてください。必要以上の熱を加えると、生地がひび割れたり縮んだりする場合があります。
乾燥がおわったら、ブラッシングをして毛並みを整えてからの保管が大切です。
軽くブラッシングするだけで、生地の状態が整います。
どうしても落ちない汚れは宅配クリーニングに
お手入れをしても、汚れが落としきれないなら、靴クリーニングの利用がおすすめです。
プロにおまかせすると、素材に適したお手入れやシミ抜きをしてくれます。
ムートンブーツについてしまったシミは、元通りに戻すのは難しいです。目立たせなくするには、シミの上から染料を塗る方法が最も効果的です。
靴クリーニングの職人さんなら、さまざまな靴の状態に合わせて、シミの染色作業をしてくれます。
今回は、靴クリーニングの中でも宅配クリーニングサービスについてお伝えします。
宅配クリーニングとは
宅配クリーニングとは、宅配業者が荷物の引取とお届けをするクリーニングサービスです。
ネットで注文ができ、自宅で荷物の受け渡しができるので、日々忙しい方に人気のサービスです。
最近は、衣類のクリーニングだけでなく、靴や和服、寝具のクリーニングなどもするお店が増えてきています。
宅配クリーニングの特徴に、
- 24時間いつでも注文できる
- お店まで持っていかなくてすむ
- 全国どこからでも利用できる
などがあります。
宅配クリーニングはネットを使うので、24時間いつでも注文が可能です。クリーニング店の営業時間に間に合わないなど、また夜勤の方でも簡単に利用できます。
宅配業者が自宅まで来るので、荷物をお店まで持っていく必要はありません。重いものでも、ためらわずに利用できます。
全国どこからでも利用できるのも、メリットです。日常利用するクリーニング店は、近所の店舗を選ぶのが一般的です。宅配クリーニングなら、全国どこのお店でも利用できます。
遠方の専門性の高いお店にも、気軽に依頼でき便利です。
ムートンブーツ宅配クリーニングを利用するメリット
ムートンブーツはかさばって重く、クリーニング店まで持っていくのも手間がかかります。
取り扱うクリーニング店も少なく、生活エリア内で靴クリーニングを任せられるお店もなかなかありません。
宅配クリーニングなら、いつでも専門店にお願いできます。衣類クリーニングをしている店舗が靴類も預かる場合もありますが、やはり専門店のほうが高い技術で対応してくれます。
お店までブーツを持っていく必要もなく、配達スタッフに渡すだけでよいのもおすすめの理由です。
どうしても取れないにおいやシミ、カビなどに悩んだら宅配クリーニングを利用するのがおすすめです。
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