一人暮らし初心者が知りたい洗濯方法&おすすめアイテムを紹介
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新生活を控えて、初めて一人暮らしを始める方にとって不安になるのが日々の家事のやり方です。
特に今まであまり自分でやってこなかった人にとっては、どんな道具が必要かもわからない状態かと思います。
今回は、初めて一人暮らしをする方が知っておくと安心できる洗濯の方法と、便利アイテムについてお伝えしていきます。
目次
洗濯前に必要な手順
洗濯は、衣類を洗濯機に入れて洗うだけではありません。洗濯機を使う前に確認することや、準備をしておかないと衣類を傷つけてしまうことがあります。具体的には、縮み、ほつれ、劣化などがおこります。
また、自宅で洗濯できない衣類を洗ってしまうと、2度と着れない状態になってしまう可能性もあります。
洗濯表示の確認にはアプリが便利
洗濯をする前にまず確認していただきたいのが、洗濯表示です。洗濯表示は衣類のタグなどについているので、洗濯をする前には必ず確認してください。
洗濯表示はややこしいと思われがちですが、基本は5つのマークとなっています。この基本マークに追加された記号の意味さえわかれば意味は簡単にわかります。
基本のマークとは、表示の左から
- 洗濯おけのマーク:洗濯方法
- △マーク:漂白の方法
- □マーク:乾燥の方法
- アイロンのマーク:アイロンがけの方法
- ○マーク:クリーニングの方法
を表しています。
これらの5種類のマークに何らかの指示記号が追加されています。よく目にするものだけでも覚えておくと安心です。
詳しい洗濯表示の内容については以下の記事でもまとめています。
あわせて読みたい:
新洗濯表示マークの解説。手洗い・ドライマークの見分け方や、便利なアプリも紹介
最低限覚えておいてほしい洗濯表示として、おけマークにバツ印が着いているものがあります。
これは、家庭では洗濯できないという意味になるので、クリーニング店に依頼する必要があります。このマークがついている衣類を洗濯してしまうと、大幅に劣化してしまいます。
最悪の場合、二度と着れなくなってしまうので注意してください。
現在日本で使われている洗濯表示は、2016年12月に改正されたものです。それまでは、日本独自の基準によって作られた表示を活用していました。が、改正後は国際基準に準じたものとなっています。
そのせいで、今の日本の洗濯事情には一つの問題があります。それは、衣類によって古い洗濯表示がついているものと、新しい洗濯表示がついているものがあるという点です。
最近発売された衣類の表示は新しい基準のものですが、2016年以前につくられたものは古い表示がついているのです。
ただでさえややこしい洗濯表示なのに、新旧入り交じっているとよけいに分かりづらくなってしまいます。
初心者には難しいと思った時に便利なのが、スマホアプリです。ライオンや、花王が配信しているスマホアプリは、一瞬で洗濯表示の意味を確認することができます。
新旧どちらの表示にも対応しているので、わからないマークがあったときにはすぐ確認することができます。
まず、ライオン株式会社が配信しているこれ洗える?です。
これ洗える?の特徴は、自分の手持ちの服の写真と洗濯表示をまとめて登録・管理ができる「My closet機能」がある点です。一度保存しておけば、また洗濯するときに気軽に洗濯表示の確認ができるので簡単です。
一度登録したデータを他の人と共有することも可能なので、家族と共有しておけば勝手に間違った洗濯方法で洗われてしまうこともありません。
次に、花王が配信している洗濯ナビも、一覧から意味を知りたい洗濯表示をタップするだけで、詳しい説明を表示してくれます。
洗濯ナビの特徴は、洗濯表示を選ぶことで最適な洗い方を教えてくれる点です。
衣類に記載されている洗濯表示を選ぶと判定画面に切り替わります。判定画面では、衣類にダメージが加わらない洗い方をていねいに説明してくれます。
おすすめの洗剤や、洗濯機のおすすめコースも教えてくれます。洗濯経験があまり無い方でも安心です。
洗濯ネットで衣類を守る
洗濯をする前に、衣類の状態を確認しておくことも重要です。洗濯機に入れる前にさっと衣類の全体に目を通しておきます。
- 色の濃いもの
- デリケートな素材でできているもの
- 型くずれしやすいもの
は、他のものと分けておきます。色の濃いものは、洗濯すると染料が落ちてしまうことがあります。水に溶け出た染料が他の衣類に移ってしまう可能性があります。
また、デリケートな素材(縮みやすい綿やレーヨンなど)を洗う時も注意が必要です。洗濯機でぐるぐるとかき混ぜられているうちに、生地がダメージを受けて縮んでしまいます。
女性用の下着なども型くずれしやすいです。このような色の濃い衣類やデリケートな素材でできているもの、型崩れしやすいものは洗濯ネットを使って洗うことがおすすめです。
ネットを使うことで、衣類が洗濯機のなかで必要以上に動いてしまうことを避けられます。染料が溶け出すことも防げるので安心です。
大事にしたい衣類には洗濯ネットを使うと良いです。洗濯ネットの大きさは、大きすぎても小さすぎてもよくありません。
ネットに衣類を入れても少し余裕があるくらいがちょうどよい大きさです。
あわせて読みたい:
洗濯ネットをうまく使えば洗濯がより快適に、裏技5選
逆に、色が極端に薄い白シャツなどは、濃い色の服とは分けてあらうことがおすすめです。濃い色の服から染料が落ちてきて染まってしまうリスクを避けられます。
汚れのある衣類には石けんで予洗いを
洗濯前に衣類の確認をしていて、目立つ汚れがあった場合は予洗いをすることが効果的です。予洗いとは洗濯前に汚れが目立つ部分だけ洗うことを指します。
予洗いをしておくことで、頑固な汚れもきれいに落とすことができます。予洗いをする時に便利なのが洗濯用石けんです。
普通の洗濯用液体洗剤でも十分効果はあるのですが、個人的には固形石けんの方がこするように力をかけて塗りつけられますし、細かいところにも塗りやすいので重宝しています。
予洗いの方法としては、
- 汚れた部分をぬるま湯で濡らす
- 洗濯石鹸を汚れに塗る
- 軽く揉み洗いをする
- きれいにすすぐ
- いつもどおり洗濯する
となります。
この方法が有効な汚れは、
- シャツのえり汚れ
- シャツの袖口の汚れ
- 食べ物をこぼしたシミ
- 飲み物をこぼしたシミ
となります。
特にシャツについた皮脂汚れには有効です。私の場合、汚れの防止の意味も込めて特に目立った汚れが無くても、シャツのえりや袖には石けんで予洗いをしてから洗濯しています。
洗濯中に必要なアイテム
洗濯中に必要なアイテムとして、まず挙げられるのが洗剤です。また、最近は様々な効果が追加された柔軟剤も人気を呼んでいます。これらのアイテムについても詳しく説明します。
通常の洗剤以外に中性洗剤もあると便利
一般的な洗濯洗剤の他にあると便利なアイテムが、おしゃれ着用の中性洗剤です。一般的な洗濯洗剤はアルカリ性のもので、洗浄力も強いです。
しかし、その洗浄力の高さのせいで衣類にかかるダメージも大きくなってしまいます。特に、デリケート素材の場合は傷みが進みやすくなります。
一方で、おしゃれ着用の中性洗剤は、一般的な洗濯洗剤と比べて洗浄力は落ちてしまいますが、優しく洗うことができます。
よっぽど、汗をかいていたり泥だらけにしていない限り、中性洗剤だけでも十分汚れは落とすことができるので大丈夫です。
普通の洗剤だけでなく、中性洗剤を置いておくと、デリケート素材の衣類やニット、マフラーなどを洗うことができるのでおすすめです。
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衣類が縮む原因と対策とは?自宅でできる縮んだニットの戻し方も解説
柔軟剤で、除菌効果も
洗濯アイテムの中でも最近特に注目されているのが、柔軟剤です。柔軟剤とは、衣類を柔らかくふんわり仕上げる効果のあるものです。
洗濯機を動かす前に、指定された場所に注いでおくことで、機械が適切なタイミングで投入してくれます。
タオルや衣類などの肌触りは、洗濯するごとに劣化していってしまいます。しかし、柔軟剤を使うことで購入当初の触り心地のよい状態を長く維持できるのです。
最近注目されているのが、柔軟剤の芳香効果です。様々なメーカーがいろんな香りのする柔軟剤をたくさん開発しています。
いい香りを楽しみたいけれど、香水は少しきつくて嫌だと思う方に人気です。
中には、除菌効果がある柔軟剤も発売されています。良い香りや除菌効果がプラスされることで、梅雨や台風、積雪時の部屋干し対策にもなります。
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平干しネットがあれば、乾燥中の型崩れを防げる
最近100円ショップなどでも購入が可能な、平干しネットもおすすめの洗濯アイテムです。平干しとは、衣類を平らな状態に広げて乾燥させる方法です。
ニット類など伸びやすい衣類は、ハンガーにかけた状態で乾燥させていると、負担のかかる部分だけが伸びてしまいます。
平干しができるネットであれば、一部分だけに負担がかからないので伸びる心配がありません。
ニット類だけでなく、マフラーや帽子、ジーンズなどのパンツ類、ぬいぐるみや枕の天日干しにも使えます。
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